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ホークス、ウチ勝ち貯金10 摂津登板の全試合で安打「投げてるときに点を取ってあげたかった」

西日本スポーツ 5/19(金) 7:00配信

 ウチ勝った! 4番のバットがシーソーゲームにケリをつけた。同点で迎えた7回に内川聖一外野手(34)が7試合ぶりとなる7号ソロV弾を打ち込んで、勝ち越し。8、9回の4得点も呼んだ。オリックスに勝ち越して貯金は再び今季最多の10。試合のなかった首位楽天に3ゲーム差と詰め寄った。

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 両軍とも継投に移り、勝ち越しの1点を待っていた7回だった。2死走者なし、打席に4番内川。投げた吉田一もアッという顔をするスライダーの失投が、高めに入ってきた。詰まりながらも左翼へ。打球はジャンプした左翼手の先のスタンドで弾み、吉田一は膝に手を付いた。7戦ぶりの7号ソロ。終わってみれば快勝を呼ぶV弾で、ヒーローインタビューに臨んだ。

 「その前の2打席、チャンスで回してもらいながら結果が出てなかった。何とかしたい思いが本塁打につながって良かった」

 3回1死二塁、5回2死三塁でディクソンの前に遊ゴロ。いずれも柳田の同点打直後で、勝ち越しを逃していた。自軍のマウンドでは、同学年の摂津がもがいていた。今季未勝利で4度目の先発。一塁から幾度となく声もかけてきた。「なかなか結果が出ずに苦しんでる姿も見ていた。欲を言えば摂津が投げてるときに点を取ってあげたかったのが本音」

 今季摂津が先発した全4試合で安打となった。計18打数9安打の打率5割。そればかりか昨季も摂津の先発全7試合で安打を放っている。足かけ2年、レギュラーシーズン11試合で安打が途切れていない。「何とか抑えようとしてる。僕が(横浜から)来る前からずっとホークスで…中継ぎでも先発でも頑張ってきた。そういうやつが必死に抑えようとしてる。どうにかしたいと思うのは当然」。偶然では片付けきれないデータに、言葉が寄り添う。

 勝ち越し後のベンチで、摂津とこんなやりとりがあったという。「『悪かったな』という話はしました。『いいんだよ、そんなこと。全然、気にするな』と言ってくれて。救われた部分はある」。内川の今季7発中4発が同点から。工藤監督は「打つ方も一発で決めてくれた。(2番手の五十嵐が)抑えた後、しっかり点が取れて相手がガクンとくる展開」とうなずいた。

 離脱中の開幕投手・和田は左肘手術を受ける方向で、長期離脱が避けられない状況だ。なお続く先発陣の苦境。今カードは千賀が初回に緊急降板から初戦を落としながら勝ち越し、これで7カード負け越しがない。今季最多タイの貯金10。指揮官は言う。「摂津に勝ちをつけてあげたいというのもあった。今日のように粘ってもらえたらチャンスはある」。心をつなぐ一打を、内川が、皆が狙い続ける。

西日本スポーツ

最終更新:5/19(金) 7:00

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