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佐賀県知事「国政課題、オール佐賀で」 県選出議員と懇談

佐賀新聞 5/19(金) 10:02配信

 佐賀県の山口祥義知事ら県幹部と県選出国会議員が国への政策提案内容について議論する行政懇談会が18日、東京都内で開かれた。国営諫早湾干拓事業の開門問題や玄海原発の再稼働、九州新幹線長崎ルートなどの国政課題に絡む要望もあり、国会議員らに実現に向けた協力を呼び掛けた。

 懇談会には県関係国会議員7人全員と県議会から石倉秀郷議長をはじめ、常任委員会の正副委員長が出席した。冒頭、前日夜に佐賀市内で亡くなった元自民党衆院議員坂井隆憲氏に黙とうをささげた。山口知事は「国政案件に多くの課題を抱えており、情報共有をお願いしたい」と訴え、「県の輝く未来を切り開くためにオール佐賀で立ち向かっていきたい」と強調した。

 この後、山口知事らは関係省庁を回り、大臣らに61項目の政策を提案した。経済産業省では世耕弘成経産相に再生可能エネルギーの導入拡大などを求めた。世耕経産相は県が玄海原発3、4号機の再稼働を容認する判断をしたことに触れ、「大きな意義があった。改めて感謝申し上げる。引き続き県と連携していきたい」と述べ、要望に関しては「まさに省の施策の方向性に合致した内容で、しっかり進めていきたい」と前向きに答えた。

 農林水産省では諫早湾干拓の潮受け堤防排水門を開門しない国の方針に対し、山口知事が「漁業者ら地元は国に不信感を抱いている」と指摘し、開門調査の早期実施や20年計画による有明海再生事業を要望した。対応した礒崎陽輔副大臣は「再生事業は継続し、引き続き漁業者との信頼構築に努める」と答えたという。

最終更新:5/19(金) 10:02

佐賀新聞