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日本人が「アルコール依存症」になりやすいのには理由があった

ホウドウキョク 5/19(金) 18:30配信

日本人はアルコールに寛容だとよく言われる。確かにアルコールによる失態は筆者の経験則でも、ある程度許される傾向にあると思う。しかし、それが、アルコール中毒を増やす要因にもなっている。まずは、アルコール中毒に過去なっていたAさんの経験談から話を始めようと思う。

「常にアルコールを飲んでいないとイライラした」

「僕は大学生時代にアルコール依存に陥って、大学生活を棒に振りました。大学生になると、一気に自由な時間が増えるじゃないですか。何の縛りもなくて一日、何をしてもいい。授業をサボっても何も言われないので、ずっと家で寝ていてもいいし。そんな環境のなかで、朝からお酒を飲むようになったのがすべての始まりでした。

そうするとやっぱり昼にも飲みたくなってきて。近所にある昼から開いている居酒屋に入り浸るようになりました。もう手が震えてくるんですよ。アルコールが抜けると。イライラもしてきて。それを治すにはアルコールをからだに入れるのが一番なんです。入れた瞬間から絶好調になる。そのまま夜に突入して、その頃にはもう記憶が曖昧になっています」

「クラブに行ってめちゃくちゃ暴れて、気づいたらどこだかわからないところで目を覚まして、怪我をしているとかしょっちゅうでした。いいことは何もありませんでしたね。お酒もルーティンで飲んでいるので、もはや味わうというより、機械的に飲んでいるといったほうが正しいくらいでしたから。そうすると大学に行っている目的も失って。留年したりして、なんとか5年かかって卒業しました。

まっとうな社会人にはなれないと思って、今はフリーのカメラマンをしていますが、ある程度治った今でも、会社員には到底ムリな体です」

Aさんは病院に行って、薬でなんとかアルコール中毒を治した。それでもまだ完治したとは言えない状態だという。でも、働いているのだからまだマシだ。Aさんのようなアルコール中毒が生まれる原因には、日本の社会システムもひとつの要因と述べるのは、前回にも出演いただいた、精神科医の和田秀樹さんだ。

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最終更新:5/19(金) 18:30

ホウドウキョク