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「週刊文春」編集長 目次の右トップに出す“スクープ”選定方法とは?

5/19(金) 20:00配信

TOKYO FM+

日本が世界に誇る各界の“知のフロントランナー”を講師に迎え、未来の日本人たちに向けてアカデミックな授業をお届けするTOKYO FMの番組「未来授業」。その授業講師に、新刊本『「週刊文春」編集長の仕事術』を出版した「週刊文春」編集長の新谷学さんが登場! 数々のスクープで週刊誌のトップを走る「週刊文春」編集長の仕事論、コミュニケーション術、さらには情報の見極め方など4回にわたりお話を伺いました。

4回目(最終回)となる5月18日(木)の放送では、“若者よ、フルスイングで行こう!”をテーマに、若い世代へ向けた熱いメッセージを届けてくれました。

“自分はこんな会社に入りたかったわけじゃない……”
“こんな仕事をしたかったわけじゃないんだけどな……”
そんな愚痴をよく耳にしませんか?

就職活動で全ての人が第一志望の会社に入れるわけではありませんし、第一志望の会社に入れたけれど、実際に仕事をしてみたらイメージと違ったなんてことも多々あるわけで……、社会に出たら「必ず壁にぶつかると思う」と新谷さん。

そんなときに、新谷さんが心掛けているのは「自分を型にはめないで、もっと目の前の仕事に集中すること。とにかく目の前の仕事を思いっきりやってみること」なのだとか。

“やりたくないな”と中途半端な気持ちで渋々仕事に取り組んでも「本当の適性、本当にやりたいことは見えてこない」と新谷さんは話します。目の前の仕事をフルスイングでやってみることによって本当に自分がやりたいことが何なのか、自分に向いている仕事が何なのかがだんだんと分かってくるそうです。

そして、新谷さんはこうも話します。

◆「長い人生、かなりの時間を“働く”ということに費やすわけで、仕事が面白ければ面白いほど人生も楽しくなる。楽しい人生を送るためには、自分が本当にやりたいこと、自分が楽しい仕事は何かを見付けることが近道。そのためにはフルスイングで臨むことが何よりも大事」

このフルスイングの心掛けは「週刊文春」におけるスクープにも通ずる部分もあるそうで、豊洲問題や北朝鮮のミサイル問題など、今話題になっているテーマや世間が関心を寄せているトピックを目次の一番目玉となる“右トップ”で大きく取り上げることは、新谷さん曰く無難に当てにいくスイングで必ずしも正解ではないと言います。

それよりも「独自のネタ、誰も興味を持っていないことを、ウチが敢えて“右トップ”でドカンとやることによって世の中にアピールする。今日誰も知らなかったことを明日にはほとんどの人が知っているということが起こり得る」と話し、その最たる例として、現金授受問題をすっぱ抜いた甘利明前経済再生担当相のスクープや、ジャーナリストの横田増生さんが大企業の労働実態を赤裸々に書いた“ユニクロ潜入一年”などを挙げ、「あれはまさにフルスイングでした」と振り返りました。

どこに絶好球が潜んでいるか分からないから、常にフルスイングの姿勢で取り組むのが新谷さん流の仕事術。くよくよ悩んでいても何も始まらない……新谷さんのメッセージである“いつ何時もフルスイング”を意識して行動することで、道は拓けるかもしれません。

(この放送は、番組HPにてPodcastでも配信しております)

最終更新:5/19(金) 20:00
TOKYO FM+