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【F1】リバティ、コンコルド協定に代わる新たなパートナーシップを望む

5/19(金) 14:15配信

motorsport.com 日本版

 F1の新オーナーであるリバティ・メディアは、今のところ2020年まで有効であるコンコルド協定を延長するのではなく、これに代わる新しいパートナーシップを創設したいと考えている。

【写真】チェイス・キャリーと、“名誉会長“のバーニー・エクレストン

 リバティ・メディアの尽力により、今後3年間に向けた現在のコンコルド協定は制約されるようだ。F1会長のチェイス・キャリーは、争いの起きない、この協定に代わる新たなものを用意したいと望んでいる。

 キャリーは、「我々はコンコルド協定と呼ばれる悪名高い文書を抱えている」と語った。

「これは6~8年ごとに協定が結ばれ、今は2020年までの契約がある。この協定は、チームとの間に財政的な取り決めをしている」

「我々の目標は、もっと長期的なパートナーシップを創設することだ。時が来たら次の6~8年に向けて再交渉するものは、パートナーシップではない。パートナーシップとは、継続されて行くものなのである」

 またキャリーは、次の交渉に向けてデッドラインを設けると、各々がベストな契約のために争わなければならないという問題が生まれ、それが必然的に不安定な状況をもたらし、将来の計画を困難なものにしてしまうと話した。

「それは反則ギリギリの手段だ。再交渉の時期を迎えたら、その時は“私はそこから何を得ることができるというのだ?“という疑問を抱えることになるだろう」

「私がやりたいのは、全員が優先権を持ち、絶えず今後3年間を見据えていくことだ。特別なある時期を見るのではない。彼らはそれを受け入れてくれると思うが、我々は今の状況をそこまで持っていかなければばらない」

 キャリーは、このスポーツが発展して行くことによって利益を得ることができるというプロセスを、チームたちが理解することができれば、彼の考えに同意するだろうと自信を持っている。

 しかし彼は、現行の文化を変えることは簡単ではないと認めた。

「今我々が取り組んでいるのは、コース上では争い、一方でスポーツとしてどこに向かって行くのかというビジョンとその利益を共有するパートナーとして機能させることだ」

「このスポーツは伝統的に、全員が自分自身のためにやってきたところがある。お互いがどのように駆け引きをしてきたのか。それは“1+1=1.5“になるようなものだった」

「もしお互いに協力し、全員にとって何が正しい道なのかということを見つけ出すことができれば、“1+1=3“にすることができる」

「それが我々の目標だ。F1の文化を変えることは、とてもユニークな一面だし、新しい文化を創り出すことになる。それは素晴らしいことだし、やりたいと思っていることだ」

「長い間F1に留まっていた文化を変えるにはいくらか時間がかかるだろうが、それに疑問はない。これは今後、我々とチームが利益を得ながらも、より長期的で健全な関係性を築くための機会である」

Adam Cooper