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8言語の生活ガイド製作 熊本地震教訓に、災害時の対処法も 佐賀県国際交流協

5/19(金) 11:32配信

佐賀新聞

■県内在住の外国人向け、災害時対応も記載

 佐賀県で暮らす外国人向けに、8言語の生活ガイドを県国際交流協会が作った。言葉の壁や情報の伝わり方が課題になった昨年の熊本地震を教訓に、災害時の対処法をイラストも交えて示している。1万1千部を印刷し、日本語学校や大学、警察署などに配布している。

 英中韓3カ国向けに2009年に作成したガイドを改訂し、充実させた。英中韓と日本語版に加え、ベトナム、ネパール、インドネシア、タガログ語(フィリピン)版がある。定住者が多い国の言葉を選んだ。

 熊本地震では外国人も避難所に身を寄せたが、言葉が通じずにストレスを感じて退去した事例があった。

 ガイドでは、言葉が通じなくてもイラストを用いて、指で示しながらやりとりできるように工夫した。豚肉や卵など食事に関する絵も添え、宗教的な理由やアレルギーで食べられないものを伝えられるようにした。また、「机の下で揺れなくなるのを待つ」といった初期対応や、避難情報の種類も説明している。

 休日や夜間に対応する病院や、役に立つ日本語など、普段の困り事に対応する情報も掲載している。水に強い紙で作り、A5判に折り畳んで携帯できる。住所や血液型、服薬、宗教などを記入する欄もあり、救急時にも役立ててもらう。

 県内で暮らす外国人は16年末時点で5140人で、増加傾向にある。担当者は「日本語ができずに人知れず苦労してる場面もあると思う。そうした人たちの手助けになれば」と話す。

 協会のウェブサイトから閲覧できる。問い合わせは協会、電話0952(25)7921。

最終更新:5/19(金) 11:32
佐賀新聞