ここから本文です

本格ミステリ大賞に竹本健治さん(武雄市山内町)の「涙香迷宮」 佐賀

5/19(金) 12:36配信

佐賀新聞

 第17回本格ミステリ大賞(本格ミステリ作家クラブ主催)の小説部門で、竹本健治さん(62)=武雄市山内町=の「涙香(るいこう)迷宮」(講談社)が選ばれた。竹本さんは「同じミステリー作家の互選で決まる賞で、ありがたい限りです」と喜びを語った。

 受賞作は、IQ208の天才囲碁棋士の牧場智久が推理に挑む「ゲームシリーズ」の最新作。明治の作家で、日本のミステリーの先駆者でもある黒岩涙香が残した「最高難度の暗号」を解き明かす物語。

 同賞は本格ミステリ作家クラブ(会員数177=2016年7月現在)の会員が候補作を読んだ上で選評とともに投票し、公開開票形式で大賞を決める。評論・研究部門は喜国雅彦さん、国樹由香さんの「本格力」(講談社)に決まった。本格ミステリ大賞は過去に東野圭吾さんや有栖川有栖さんらも受賞している。

 贈呈式は6月24日、東京都新宿区の日本出版クラブ会館で開かれる。

 竹本さんは兵庫県相生市出身。東洋大在学中の22歳で小説家デビュー、作家活動40年になる。3年ほど前、妻の母親の介護を手伝うため武雄市に執筆の場を移し、今作を書き上げた。「涙香迷宮」は「このミステリーがすごい2017年版」(宝島社)の国内編第1位にも選ばれている。

 竹本さんは7月から佐賀新聞の囲碁欄に「橘中天」の名前で棋譜を解説する。

最終更新:5/19(金) 12:36
佐賀新聞