ここから本文です

ふわふわのワタに育って 滑川・北加積小児童ら和綿を栽培

5/19(金) 16:39配信

北日本新聞

 国内在来種のワタ(和綿)の栽培を通して、子どもたちが衣服の原料について知識を深める企画が滑川市北加積小学校(滑川市中塚、平田均校長)で始まり、19日は苗植えが行われた。魚津市の農家や、ものづくり体験施設「はんぶんこ」(高岡市)の東海裕慎社長らでつくるメンバーが企画。今後収穫やワタ繰りを経て、製品を作る。

 ワタはかつて国内で広く栽培されていたが、現在は県内でも産業用ではほぼ栽培されていない。魚津市稗畠の農家、稗苗良太さん(30)や東海社長(41)らが地産地消につなげようと昨年プロジェクトを立ち上げ、収穫や種植えの体験イベントを開いてきた。

 小学校の授業の一環で、児童が栽培から収穫までを担うのは初めて。参加するのは3年生約30人で、この日は稗苗さんからワタの育て方や歴史について講義を受けた。児童は昨年収穫されたワタを触ると、「ふわふわ」「柔らかい」と興奮していた。

 その後、ポットに入った苗を同校前の畑に植え替え、水やりをした。松野真央君(8)は「服が畑からできるのは知らなかった。丁寧に育てて、役に立つふわふわのワタに成長してほしい」と話した。

 稗苗さんは「これから一生懸命育ててもらい、和綿ならではの柔らかさやぬくもりを感じてほしい」と期待した。

 児童は今後「科学」の授業で栽培を続け、ワタから紡いだ糸で製品を作る予定。

北日本新聞社

最終更新:6/6(火) 12:12
北日本新聞