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1719年の琉球を記録した書物、著者は徐葆光と判明 首里城内での御冠船踊伝える

5/19(金) 5:05配信

沖縄タイムス

 1719年に中国の冊封使が見た琉球王国の様子を解説と絵図で記録した「冊封琉球全図」の著者が冊封副使の徐葆光(じょほこう)であることが18日までに分かった。国立劇場おきなわ調査養成課の茂木仁史課長と県立芸術大学の森達也教授が発表。2人は「琉球芸能の原点を研究する重要な事実」と資料の素性を明かした意義を説明した。

 同図は清の康煕帝(こうきてい)に献本された唯一の肉筆本で当時の首里城内での御冠船踊の様子を伝える「中秋宴図」が紹介されている。2004年には那覇市民ギャラリーで展示された。

 2人は昨年、同図が所蔵されている中国の北京故宮博物院へ赴いて調査。その結果、徐葆光が一般向けに記し、琉球芸能をたどる資料として活用されきた「中山伝信録」と「冊封琉球全図」の内容や絵図の共通性を見いだした。同図の解説は徐葆光が記し、絵は画家が描いたとみられる。その研究結果を3月の県立芸術大学紀要に発表した。

 茂木課長は「二つの資料を徐葆光が記していたことは芸能の枠を超えた歴史研究の貴重な事実になると思う」と期待した。

 同図を解説する公開講座が6月8日午後7時から、浦添市の国立劇場おきなわ小劇場である。入場無料で先着200人。予約は同劇場調査養成課、電話098(871)3318。

最終更新:5/19(金) 5:05
沖縄タイムス

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