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WRC:初日7番手と苦戦のトヨタ。ラトバラ「今日の結果にとらわれない」

5/19(金) 14:40配信

オートスポーツweb

 WRC世界ラリー選手権第6戦ラリー・ポルトガルは5月18日、シェイクダウンとSS1が行われ、初の3台体制で挑むTOYOTA GAZOO Racing WRT(TGR WRT)は、ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)がトップと1.5秒差の総合7番手、ユホ・ハンニネン(トヨタ・ヤリスWRC)が総合9番手につけた。ヤリスWRCで初の実戦に臨むエサペッカ・ラッピ(トヨタ・ヤリスWRC)は、初日を総合13番手で終えている。

【画像】初日はややアンダーステアだったと語るヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)

 競技初日となるデイ1は、早朝からポルトガル北部のパレデスでシェイクダウンが行われた。

 WRC復帰後初の3台体制となり、新たにラッピを迎えたTGR WRTは、このセッションでマシンの最終確認を行い、現地19時過ぎからのSS1に向けた準備を進める。

 迎えたSS1は、サービスパークの東部に位置するロウサダのラリークロスコースが舞台となり、2台が同時にスタートするスーパーSS方式で争われた。

 グラベル(未舗装路)とターマック(舗装路)が入り交じる全長3.36kmのショートコースで行われたSS1では、ラトバラ、ハンニネン、ラッピの3名が、それぞれ安定した走りを披露。4日間にわたるラリーのオープニングステージを無事に走破した。

 競技初日を終え、トヨタ勢トップの総合7番手につけたラトバラは、「ややアンダーステア気味だった」とマシンのフィーリングを語った。

「(アンダーステア症状の)対策についてはこれから考えるよ。しかし、スーパーSSは明日からのグラベルと性格が異なるから、今日の結果にあまりとらわれるべきではないだろうね」

「プレイベントテストでは十分な手応えを感じていたから、明日のデイ2が終わるまでには、さらに良いアイディアが得られるのではないかと期待しているよ」

 一方、マシンから良いフィーリングを感じたというハンニネンは、「まったく問題なくスーパーSSを走れたよ。僕たちのアプローチは正しかった」と初日を振り返った。

「前戦のアルゼンチンで(グラベルラリーについて)多くの経験を得たから、学んだことを今回のラリーで実践したいと思っているんだ」

 また新加入のラッピは初の実戦を終え、「ただただ興奮した!」とコメント。
「WRカーで(ラリーに)出場するために6カ月間用意をしてきたから、準備は万端だよ」

「しかし、週末に向けては、さらにスピードを上げていく必要がある。明日からのグラベルステージは、2回目の走行時に道が荒れて難しくなると思うけど、ステップ・バイ・ステップで物事を進めていくつもりだ」と明日以降のステージに向けて意気込んだ。

 チーフエンジニアのトム・フォウラーは「ラリー・ポルトガルは、前戦ラリー・アルゼンティーナと類似点があるので、同じようなセットアップで臨んだ」と語る。

「今回、3台のヤリスWRCは、ほぼ同じセットアップとなっている。しかし、将来的にはエサペッカ(・ラッピ)のクルマは他と違う仕様を試し、開発に役立たせることも検討しているんだ」

「ラリー・ポルトガルを前に実施したテストでは、サスペンションの開発にかなりの時間をかけ、また一歩前に進むことができた。週末のタイムにその成果が反映されることを願っているよ」

 競技2日目となる5月19日(金)は、サービスパークの北~北東エリアでSS2~9の8SSが実施される。このうち、SS2~7は砂地と岩盤が露出するグラベル(未舗装路)が舞台となり、1日の最後に行われるSS8~9はブラガの市街地に設定された1.9kmのショートステージで争われる。

 計8本のSSの合計距離は148.32km、1日の総走行距離は581.2kmだ。

[オートスポーツweb ]

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