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カスタマー向けLMP1-H製作のペリンに2台のオーダー。2018年WEC参戦へ

オートスポーツweb 5/19(金) 17:11配信

 2018年シーズンのWEC世界耐久選手権に向け、ハイブリッドシステム搭載に対応したカスタマーLMP1車両を制作しているPERRINN(ペリン)が、来季に向け2台の受注があったと発表。来季のWECへ参戦することとなった。

【写真】2013年に初めてLMP1車両の設計をアナウンスしたペリンが最終型となるLMP1-H対応マシンを発表

 イギリスを拠点にしながらも、活動実態をWEB上のオープンソース・ネットワークに置き、設計開発者集団として技術ソリューションを提供しているペリン。これまでにも、技術規定の大きな変革を迎える2017年向けF1マシンなど、さまざまなカスタマー車両のデモンストレーションとエンジニアリングを行ってきた。

 また、2013年にはカスタマー向けLMP1マシンの開発計画を明らかにし、今年2月には最新のデザインを披露。現在は今年11月のマシンアンベイルに向け、コンピューター上でのクラッシュテストを行っているという。なお、車両の販売価格は120万ポンド(約1.7億円)前後になる見込み。

 このカスタマーLMP1を購入したチームや搭載されるエンジンの詳細は明かされていないが、ヨーロッパを拠点とするチームが2台購入したとのこと。詳細は6月のル・マン24時間で発表するという。

 マシンデザインを担当するニコラス・ペリンは、多くのチームが興味を示してくれたことが、プロジェクトを再スタートさせるきっかけになったと語った。

「はじめは市場規模が小さすぎたから、計画を中止した」とペリン。

「しかしFIAとフランス西部自動車クラブ(ACO)からのサポートも手厚くなり、レギュレーションも安定してきた。ほかのマニュファクチャラーのプログラムも加味して、我々はLMP2クラスより柔軟性を求めているチームと話をしたんだ」

「市場動向が変化し、顧客が私たちの方へ来てくれた。だから、プロジェクトを再始動させることができた」

「最初の発表から短期間で、我々のプログラムは急激に成長した。すでに2台分の受注を受けているし、今後6カ月以内に追加で1台分のスペアを製造することもできる」

「交渉がうまく行けば、さらに開発ペースを早めることも可能だ」

 ここまで短期間でマシン開発の資本と技術を集められた要因として、ペリンはウェブオープンソースの貢献があったと述べたほか、マシンをチームにデリバリーした後も、LMP1マシンのデザインデータをウェブ上に公開するという。

「ウェブ上でデザインデータを公開しておくこともプログラムの一環だ。こうすることでマシン開発の面でさらなるアドバンテージが得られる」

[オートスポーツweb ]

最終更新:5/19(金) 17:12

オートスポーツweb