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金沢中央ビル解体へ 金沢城の石垣、見えやすく

北國新聞社 5/19(金) 2:10配信

 金沢市丸の内にある金沢中央ビルディングが解体されることになった。既に工事の準備が進んでおり、近く本格的な取り壊し作業に着手する。解体後は更地となり、新たな建物ができなければ、隣接する園地(旧石川県営丸の内駐車場跡地)と合わせ、金沢城の石垣が見えやすい環境となる。

 ビルは1962(昭和37)年に完成した。建物を所有する「金沢中央ビルディング」(金沢市)の担当者は取材に対し、「老朽化が進んだため、解体を決めた」と説明した。工事の完了までは半年程度かかる見通しで、跡地については「売却の可能性を含めて現段階では未定」としている。

 ビルにはかつて日本政策投資銀行や住宅金融支援機構、中小企業金融公庫(現日本政策金融公庫)の各支店、石川県銀行協会が入居していた。ただ、いずれも耐震性の問題などで移転し、2015年末以降はテナントがいない状態だった。

 仮に跡地に建物を新築する場合、立地場所が金沢城公園を中心とした都市計画公園の計画区域に含まれているため、2階建て以下で木造や鉄骨造に限られる。金沢市の風致地区にも指定されており、15メートルの高さ制限もある。

 県と金沢市によると、同計画区域に立地する民間の建築物は金沢中央ビルディングのみだった。

北國新聞社

最終更新:5/19(金) 2:10

北國新聞社