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石畳で昼の景観向上 金沢・片町伝馬商店街

北國新聞社 5/19(金) 2:10配信

 金沢市の片町伝馬商店街が、昼の景観向上に乗り出す。加盟67店の店の前や通り沿いに意匠を統一した石畳やぼんぼり、灯籠を整備し、統一感を演出する。夜のにぎわいが中心の商店街だが、増加した観光客を取り込もうと、昼に営業する加盟店が増えたためだ。新幹線開業後、夜の景観を磨く観光地に対し、ネオン輝く歓楽街では昼の景観を高める動きが出てきた。

 金沢市片町2丁目の飲食店「割烹たな華」で18日、同商店街の総会が開かれ、街並み整備を含む今年度の事業計画を決めた。

 片町伝馬商店街は旧伝馬町(現片町2丁目)界隈(かいわい)の飲食店や生花店などで構成する。2014年度に54店舗だった加盟店は、新幹線開業の15年度に56店舗、16年度に63店舗と年々増加し、今年度はさらに4店増えて67店舗となった。

 北陸最大の歓楽街・片町エリアの一角である片町伝馬商店街は、飲食店の大半が夜間に酒類を提供しており、事務局によると、5年前まで昼営業を行う店は3店舗程度だった。しかし新幹線開業後、片町周辺に日中から観光客が集まるようになったことから、片町伝馬商店街でも昼に店を開ける飲食店が増え、今年は9店舗が土日限定などで「昼営業」を行っている。

 夜に景観を気にする声はないものの、雑居ビルが立ち並ぶ日中にも人が集まるようになったことで、加盟店から「まち全体に統一感を出して観光客らが歩いてみたくなる街並みにしたらいい」との意見が上がるようになった。ぼんぼりや灯籠の設置による、防犯効果にも期待する。

 商店街は今後、設置箇所や数、デザインなどを検討する。ポイントカードやパンフレットの作製にも取り組む予定で、桂木健至理事長は「片町から犀川沿いにかけてを人がもっと行き来する、活気のあるまちにしたい」と意気込んだ。

北國新聞社

最終更新:5/19(金) 2:10

北國新聞社