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IoTで効率化、課題解決 金沢でeメッセ、MEX開幕

北國新聞社 5/19(金) 2:05配信

 石川県情報システム工業会の「eメッセ金沢2017」(北國新聞社後援)と県鉄工機電協会の「MEX金沢2017」は18日、金沢市の県産業展示館で始まり、計299社・団体が最新の情報通信機器や工作機械を出展した。景気の回復傾向に伴い企業の生産が高水準を維持する中、IoT(モノのインターネット)を活用して効率化やビジネスの課題解決を図る提案が関心を集めた。

 県産業展示館1号館のeメッセ会場には過去最多の81社・団体が115ブースを構えた。

 PFU(かほく市)は、スキャナーで取り込んだレシートをクラウドサービスで自動的に分類するシステムを紹介した。日付や購入店舗、価格などの情報を一元的に管理する利点があり、担当者は「効率的な会計処理につながる」とアピールした。

 EIZO(白山市)は、レントゲンなど医療用画像の読み取りや診断に適した高画質モニター、三谷産業(金沢市)は建物の設計や各部品などの情報をパソコン上で共有する保守管理システムを展示した。高画質の8Kスーパーハイビジョンを体験できるコーナーが設けられ、金大や金沢工大、北陸先端科技大学院大も出展した。

 3、4号館で開かれたMEX金沢でも最多の218社・団体が658ブースを設けた。

 澁谷工業(金沢市)は新型の炭酸ガスレーザー加工機を実演した。IoTにより、各工場の作業モニターに映し出された機械の状態や部品の消耗具合を工場から離れた本社で確認することが可能で、迅速な保守管理に役立つことが説明された。

 新作を含む9台の工作機械を出展した高松機械工業(白山市)は、旋盤機械と多関節ロボットを組み合わせて生産効率を上げる取り組みを紹介した。スギノマシン(魚津市)は小型のウオータージェット加工機を展示した。設置面積が5平方メートルと小さいため工場のスペースを取らず、効率化に役立つという。加工から洗浄・乾燥まで一貫対応できるラインの運転映像を流した。

 2号館では、県産業創出支援機構の「ビジネス創造フェアいしかわ2017」が始まった。

北國新聞社

最終更新:5/19(金) 2:05

北國新聞社