ここから本文です

加賀産茶、初の輸出 今夏、海外邦人向けに

5/19(金) 2:10配信

北國新聞社

 県内最大の茶産地、加賀市打越町の打越製茶農業協同組合は今夏、海外に居住する日本人向けに加賀産茶を輸出する体制を整える。大手物流会社のサービスを使い、良質な一番茶を用いた緑茶や和紅茶「加賀の紅茶」を売り込む。加賀産茶が今年度から、市の「ふるさと納税」の返礼品に採用されることも決まり、組合は加賀産茶の国内外での販路拡大を図る。

 組合が利用するのは、双日ロジスティクス(東京)が海外居住者向けに設ける物流サービスで、日用品や食品、雑誌などを扱っている。組合は、市からサービス活用の提案を受け、加賀産茶の販路拡大の一環として取り組むことを決めた。海外への輸出は初めてとなる。

 打越町では現在、6カ所の計3ヘクタールで「ヤブキタ」と「オクヒカリ」の2品種を栽培しているが、販売場所は同組合の直売所のほか、加賀、金沢、能登、能美、松任のJAなどに限られていた。

 ペットボトル飲料の普及など生活様式の変化を背景に、全国的に茶葉の売り上げは減少傾向にある。茶販売会社でつくる県茶商工業協同組合の加盟社数もピークだった1996年の45社から26社まで減っている。

 加賀産茶の販路拡大は将来的な生産量の増加につながり、打越製茶農業協同組合の吉田和雄組合長(69)は「新商品開発にも取り組み、打越産の茶の味を多くの人に知ってもらう仕掛けを進めたい」と話している。

北國新聞社

最終更新:5/19(金) 2:10
北國新聞社