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中山雄太「一流」夢見るミスターパーフェクト/連載

日刊スポーツ 5/19(金) 10:12配信

<U20W杯20日開幕 2020東京の原石(4)>

 「自分は完璧主義者」。そう言い切る柏レイソルDF中山雄太(20)が掲げる目標はU-20W杯優勝だ。すでに優勝の“予行演習”も実施済み。茨城・龍ケ崎市の愛宕中3年時の11年10月。小学生の6年間ピアノを習った経験から校内合唱コンクールで指揮者を務め、クラスを全校最優秀賞に導いた。表彰式後は「将来、雄太がW杯で優勝した時の予行演習だ」と促され、トロフィーを掲げる中山を中心に、クラスメートも「NO・1」ポーズ。全員が日本代表になりきって記念撮影した。

【写真】U-20日本代表に選出され、笑顔でガッツポーズする久保と波多野

 両親とも教員の家庭で文武両道を歩んできた。中学3年時に担任を務めた駒沢玲子教諭(46)は「成績は優秀。歌も指揮も上手で、音楽センスもありました」と振り返る。学級委員や体育祭の団長も務めた。柏の下部組織に所属しながら、進学校の柏南高に一般受験で合格。中学の卒業文集に「夢の実現へ」と題し「サッカーもできて私生活も良い、一流のサッカー選手になりたい」とつづった。

 高2の春、当時の柏U-18監督で現在は柏を率いる下平監督に、攻撃的MFからセンターバック転向を命じられた。中山は「ネガティブにしかとらえられなかった」と話す。だが下平監督が「向上心のかたまり」と評し、中山も「完璧主義だから、足りない部分を補おうとする」と自己分析する負けん気の強い性格は、1つのミスも許されないDFが天職だった。そこに指揮者もこなす統率力と危険を察する頭の回転の速さも加わった。夢見た「一流選手」が近づいている。【高田文太】

 ◆中山雄太(なかやま・ゆうた)1997年(平9)2月16日、茨城・龍ケ崎市生まれ。北文間小1年から本格的にサッカーを始める。柏U-15、U-18を経て柏では15年6月23日のG大阪戦でJ1デビュー。J1には昨季26試合出場2得点。今季リーグ戦9試合、ルヴァン杯4試合に出場し、無得点。家族は両親と姉、兄。181センチ、76キロ。

最終更新:5/19(金) 11:36

日刊スポーツ