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由規弟の貴規と元楽天木村がクラブチームで再出発

日刊スポーツ 5/19(金) 7:01配信

 元ヤクルトの貴規外野手(24)と元楽天の木村謙吾投手(25)の仙台育英コンビが再結成された。2人は今季から、東北福祉大のOBを中心に構成される硬式の「TFUクラブ」で野球を再開。20日の都市対抗野球第1次予選宮城県大会の1回戦では七十七銀行と対戦する。

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 元プロコンビが同予選をステップに、チーム悲願の全日本クラブ野球選手権大会初優勝の原動力となる。

 2月のブログによる引退宣言から1カ月後。貴規の体はうずいていた。

 貴規 自分の体の中に眠っていた野球人・貴規の血がムズムズし始めていた。もう1度野球をしたくなった。

 TFUクラブに所属している長兄の史規(30=ひさのり)の紹介で3月末に加入した。週3日の練習に参加し、既に公式戦には3試合出場。12打数4安打と現役当時の勘を取り戻し始めている。「毎日試合がないので調整が難しい。4打席目ぐらいからタイミングが合う」と苦笑いするが、放った4安打は二塁打1本に三塁打3本。技術はさび付いていない。

 仙台育英で貴規と同級生だった木村は14年限りで楽天を退団後、野球塾のコーチを務めていた。純真無垢(むく)に白球を追う小中学生の姿に触発され、野球への思いが再び湧き始めていたところを貴規から誘われた。101キロの巨体を揺らしながら、走り込みで調整を続けており「プロの時は野球をしている感覚がなかった。今は子供の頃の楽しくやる野球に戻った」と目を輝かせる。

 兄に続く。ヤクルト由規(27)が17日の巨人戦で今季初勝利を挙げた。20日の七十七銀行戦に先発濃厚の貴規も燃えていた。「勝負の世界なので、やる以上は勝ちたい」。仮に敗れても補強選手として都市対抗出場の可能性はあり「盛り上がっている東京ドームの中で1度はプレーしてみたい」と意気込む。野球に取りつかれた男たちの挑戦は続く。【高橋洋平】

 ◆貴規(たかのり)本名佐藤貴規。1993年(平5)1月29日、仙台市生まれ。仙台育英では3年夏に甲子園出場。10年育成ドラフト3位でヤクルト入団。14年限りで退団し、15年からBCリーグ福島ホープスで2年間プレーし引退。180センチ、79キロ。右投げ左打ち。家族は両親、兄2人。

 ◆木村謙吾(きむら・けんご)1992年(平4)4月20日、塩釜市生まれ。仙台育英では1年夏と3年夏に甲子園出場。10年育成ドラフト2位で楽天に入団し14年限りで退団。左投げ左打ち。178センチ、101キロ。家族は母。

 ◆TFUクラブ 創部は1990年。部員は49人で、多くは東北福祉大OB。現役学生から、社会人野球経験者など幅広い層がプレーしている。最大目標は過去5度出場の全日本クラブ野球選手権での優勝。都市対抗出場は過去1度もない。監督は同大OBの千葉幸喜氏(59)。

最終更新:5/19(金) 8:14

日刊スポーツ

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