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やり投げ新井涼平、世界へ一からフォーム見つめ直し

日刊スポーツ 5/19(金) 10:00配信

<等々力から世界へ>(中)

 男子やり投げの新井涼平(25=スズキ浜松AC)は、16年リオ五輪金メダリストのトーマス・レーラー(ドイツ)も参戦する等々力での舞台に向けて「世界選手権の参加標準記録83メートルを目指し、世界トップレベルの選手と戦います」と誓った。今季は織田記念国際(先月29日)で79メートル68、ダイヤモンドリーグ・ドーハ大会(今月6日)では74メートル68と不完全燃焼。8月の世界選手権(ロンドン)につながる一投を目指す。

【写真】リオ五輪11位に終わった新井

 リオ五輪は予選1投目で84メートル16を出したが、決勝は4投目以降に進めず、11位で入賞を逃した。日本歴代2位の86メートル83を自己記録に持つ男は「調整法や勝負に対する思いなど自分にはない部分を発見することができました」と糧にした。

 今年2月にはフィンランドのナショナルチーム合宿に参加。ベンチプレス190キロを上げる筋力は互角だったが、技術の差を痛感した。自慢の肉体を生かし切れていなかった。「物を投げる体の使い方や出力の違いを感じました」と、一からフォームを見つめ直した。競技を始めた埼玉・皆野高では専門知識を持つコーチがおらず、基本は独学だった。それでも幼少期は工作が好きだった理論派は、記録を伸ばしてきた。また試行錯誤を重ねて、さらなる階段を上がる。【上田悠太】

 ◆新井涼平(あらい・りょうへい)1991年(平3)6月23日、埼玉県生まれ。長瀞(ながとろ)中時代は野球部で外野手。国士舘大では3年時にインカレ優勝、14年4月からスズキ浜松AC。同年の仁川アジア大会銀メダル、長崎国体では日本歴代2位の86メートル83を記録。15年世界選手権9位。日本選手権3連覇中。183センチ、96キロ。

最終更新:5/19(金) 10:42

日刊スポーツ