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車いすフェンシング桜井杏理、東京パラ結果で恩返し

日刊スポーツ 5/19(金) 14:40配信

 車いすフェンシングのエース、桜井杏理(28=日阪製作所)が19日、20年東京パラリンピックの結果で恩返しすることを誓った。

 都内で行われた、車いすフェンシング協会と車リース大手の住友三井オートサービスとのゴールドパートナー契約記者会見に出席。今年2月のハンガリーW杯女子エペ銀メダルの桜井は京都府出身で、京都市の強化拠点施設で週6日練習している。「国際大会に出場する度に世界の厳しさを痛感している。スポンサーがつくことによって気が引き締まり、モチベーションアップにもつながる。企業や地元の皆さんに結果という形で恩返ししたいです」。

 今回、同協会は初めてスポンサー契約を締結したが取り巻く環境は厳しい。代表選手は、主にスポーツ庁が指定した京都市の強化拠点施設で練習するが、その施設は元小学校を改修した保健室である。さらに、国内の競技人口は男女で約50人と少なく、桜井は女子の練習相手がいないのが悩みだ。しかし、「この競技の普及活動も私の仕事だと思っています」と前を向く。20年東京大会ではメダル獲得を目標とする。「この3年でもっと細かい技術を学び、世界を知る必要がある。目標達成のための課題は山積みです」。欧州やロシアなどが強豪国で、協会の小松真一理事長も世界から見た日本は「まだ中学生ぐらい」と表現する。

 桜井は京都・桃山高の陸上部で長距離に打ち込んだ。20歳で椎間板ヘルニアの手術後に車いす生活になった。14年秋に協会関係者の勧めで競技を始め、昨春からエペに本格的に取り組み、英国などの海外合宿にも出向き、力をつけた。

 今回のスポンサー契約で住友三井オートサービスは競技の普及支援や協会主催大会の支援などをする。契約期間の4年間で2000万円の予算を確保しているという。小松理事長は「この競技は車いすを取り付けたり、運んだりと選手ができないことが多々ある。もちろん、金銭的援助はありがたいが、一緒に選手のサポートもしてもらえるようお願いしたいです」と話した。

最終更新:5/19(金) 15:02

日刊スポーツ