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NY外為:ドル反発、午後に上げ加速-良好な米指標も支え

Bloomberg 5/19(金) 5:22配信

18日のニューヨーク外国為替市場ではドルが反発。午後に入って取引が細り、トレーダーが朝方に建てたドル・ショートを手じまったため、上昇に弾みがついた。

ニューヨーク時間午後5時現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.3%上昇。一時は0.5%高と5月9日以来の上げ幅だった。ドルは対円で0.6%高い1ドル=111円49銭。ポンドはドルに対し昨年9月以来の高値をつけた後、下げに転じ、結局0.3%安の1.2938ドルとなった。ストップロスの売りが発動されたもよう。

朝方には予想よりも良好な米経済指標がドル支援材料になった。先週の週間新規失業保険申請件数は予想外に減少し、5月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数は予想に反して上昇した。

財政刺激策や医療保険制度改革など、トランプ米大統領の政策アジェンダ推進に影響するとみられる米国内外の政治動向を巡り、市場は警戒感を強めている。コミー前米連邦捜査局(FBI)長官が5月初め、政治的な理由で捜査の停止を求められたことは一度もないと述べた動画がトレーダーの間で回覧され、これが午後のドル一段高に寄与した可能性がある。

リスク回避・質への逃避の流れが広がる中、円は方向感なく推移した。ドルは午後には対円で111円74銭まで上げた。ポンドは朝方、良好な4月の英小売売上高に支えられていたが、その後1.2890ドルの日中安値に急落。ニューヨーク在勤のトレーダーによると、為替先物取引がにわかに活発化し、ものの数分で1セント下げた。

ユーロはドル高基調を背景に朝方から売られ、午後遅くには一時1.1080ドルを下回った。欧州中央銀行(ECB)の政策委員らが最近のインフレ上昇基調の持続性に自信を持っていないことが4月の会合議事録で明らかにされ、売り手掛かりとされた。

ブラジル・レアルはドルに対し7.3%下げ、他の新興国通貨にも売りが広がった。ブラジルのテメル大統領が不祥事の隠蔽(いんぺい)画策に関与した疑いがあるとの現地紙報道が手掛かり。テメル大統領はブラジリアの大統領宮殿からのテレビ演説で疑惑を否定し、「辞めるつもりはない」と述べた。

原題:Dollar Pares Weekly Decline as Currency Builds Broad Support(抜粋)原題:U.S. Stocks, Dollar Rebound; Brazil Shares Plunge: Markets Wrap(抜粋)原題:Temer Vows to Stay, Saying Brazil Probe Will Prove Innocence (1)(抜粋)

Alexandria Arnold, Dennis Pettit

最終更新:5/19(金) 6:51

Bloomberg