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債券上昇、中期ゾーンの買いが相場押し上げ-超長期も堅調推移が継続

Bloomberg 5/19(金) 7:57配信

債券相場は上昇。前日の米国市場で株安・債券高の流れが一服したことを受けて売りが先行した後、軟調な推移が続いていた中期ゾーンの現物債などに買いが入り、相場全体が押し上げられた。

19日の長期国債先物市場で中心限月6月物は、前日比1銭安の150円56銭で取引を開始し、いったん150円48銭まで下落。午後は水準を切り上げ、150円68銭まで上昇し、結局は6銭高の150円63銭で引けた。

みずほ証券の山内聡史マーケットアナリストは、相場上昇について、「中短期ゾーンが持ち直した影響が大きいのではないか。足元で弱い地合いが続いて調整が進んだので、水準面からいったん買いが入った可能性が高い」と説明。もっとも、同ゾーンについては、「日銀オペ減額の要因がじわじわと影響してきている。このまま買い進まれていくかどうかは疑問だ。日銀のスタンス次第ではないか」と述べた。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の346回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値と横ばいの0.04%で開始。一時0.5ベーシスポイント(bp)高い0.045%に上昇したが、その後0.035%まで下げた。新発2年物の376回債利回りは0.5bp高いマイナス0.15%を付けた後、マイナス0.165%まで買われた。新発5年物の131債利回り利回りはマイナス0.105%と2カ月ぶり高水準から、マイナス0.125%まで低下した。

超長期債は前日に続いて堅調。新発20年物の160回債利回りは1bp低い0.555%、新発30年物の54回債利回りは1bp低い0.795%にそれぞれ低下した。

岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、「今週実施された5年債、20年債の入札は投資家の需要に支えられていずれも無難に消化された。足元では中期国債利回りの上昇などもやや警戒されているが、現時点で日銀が大幅な利回り上昇を容認することはないだろう」と言う。

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最終更新:5/19(金) 15:56

Bloomberg