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下田黒船祭が開幕 日米友好誓いペリー碑に献花

伊豆新聞 5/20(土) 13:00配信

 下田市の「第78回黒船祭」が19日、開幕した。初日は天気に恵まれ、米派遣鑑への儀礼訪問、ペリー艦隊来航記念碑献花式、日米交流会、米海軍主催墓前祭などが行われた。20日はメーン行事の記念式典と公式パレードを催す。祭典は21日まで。

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 ペリー艦隊来航記念碑献花式は、三丁目の下田内港入り口にあるペリー上陸記念公園で行われた。市側から市、市議会、市内各種団体長、米側から姉妹都市ニューポート市関係者、ペリーの子孫4人ら約40人が出席。

 下田中吹奏楽部による日米両国の国歌演奏に続き、出席者は市立下田保育所の園児とともに記念碑に花輪や花をささげ、日米友好の先駆者の功績をたたえた。

 福井祐輔市長は、黒船来航が明治維新、日本の近代化の契機となったとして「われわれは、ペリー提督の遺徳と恩恵を大切にしなければならい」と、2都市間の友好関係を深めていく決意を表明した。

 ニューポート市のヘンリー・ウィンズロップ市長は「ペリー提督も、両国の関係がここまで素晴らしいものになるとは思っていなかったのではないか。温かいおもてなしに感謝します」とあいさつした。

 ペリー上陸記念碑は1966年、当時の下田町ペリー艦隊来航記念碑建設委員会が下田海上保安部前に建立。2002年1月、市制30周年を記念し、ペリーが上陸した通称「鼻黒」付近を公園化し、移設した。

 碑にはペリー胸像とともに「ペリー提督は日米友好の先駆者。1854年4月18日、艦隊7隻を率いて入港。上陸して6月17日、了仙寺において日米和親下田条約を締結した。これにより下田は日本初の開港場となった」と碑文が刻まれている。

 ■「ペリーの偉大さ分かった」 12年ぶり子孫が参加

 来訪したペリー提督の子孫は、ルイス・ホワン・ヒズロットさん(75)夫妻と、キャロライン・ニコラスさん(48)夫妻。いずれも初めての下田訪問。子孫の黒船祭参加は、12年ぶり2度目となる。

 ヒズロットさんらはペリーについて「かなり昔の祖先なので、詳しい話は聞いたことがないが、実際に使っていた椅子や黒船の絵などの遺品が残っている」と説明。黒船祭に参加し「ペリー提督の偉大さや、日本にとって黒船来航がどれほど大きな出来事だったのか、初めて分かった」と述べた。下田の印象を「素晴らしい景色。海がきれいで、ニューポートやロードアイランドと似ている」と話した。

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最終更新:5/20(土) 13:00

伊豆新聞