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衛生相「中国大陸に抗議する」=台湾のWHO総会参加を巡る圧力を受けて

中央社フォーカス台湾 5/20(土) 13:37配信

(桃園 20日 中央社)陳時中衛生福利部長(衛生相)は19日深夜、訪問団を率いて世界保健機関(WHO)の年次総会(WHA)が行われるジュネーブに向けて出発した。陳部長は、各国と医療分野での経験を分かち合うほか、中国大陸に対して怒りと抗議の意を伝える意向を表明している。

WHAは22日に開幕する。台湾は2009年から「中華台北」名義でオブザーバーとして参加してきた。しかし、今年はWHO事務局からの招待状が届かず、台湾の参加は困難となっている。台湾の対中国大陸対策を担当する行政院(内閣)大陸委員会は9日、背景には中国大陸の圧力があるとして強い不満を示した。

中国大陸外交部の報道官は19日の定例記者会見で、WHOは国連と提携関係にある専門機関であるため「主権国家で組織されるべき」であり、台湾が国際機関に参加するときは「一つの中国」原則に従わなければならないとする立場を改めて表明、民進党政権がいかなる手を打っても「失敗する」と述べている。

台湾の訪問団は他国との2国間、或いは多国間協議の場を積極的に持つ予定。だが、中国大陸からの妨害を受ける恐れがあるとして、詳細は明らかにしていない。また、現地で国際記者会見を開いて台湾の立場を世界に訴えるほか、書面による抗議文を提出することも検討しているという。

(邱俊欽/編集:塚越西穂)

最終更新:5/20(土) 13:37

中央社フォーカス台湾