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国宝「上杉本洛中洛外図屏風」複製展示 京都・上京区役所

京都新聞 5/20(土) 10:14配信

 織田信長が上杉謙信に贈った国宝の「上杉本 洛中洛外図屏風(びょうぶ)」の左隻を4分の3の大きさにした複製パネルが19日、京都市上京区役所に設置された。戦国時代における京の四季や庶民の生活を描いた名作で、応仁の乱による荒廃から復興して現在につながる街の姿を知ることができる。
 上杉本は、洛中から東山一帯の右隻と洛中と西山方面の左隻からなり、桃山時代を代表する絵師狩野永徳が描いた。1574(天正2)年に信長が謙信に贈ったと伝えられている。実物は山形県米沢市の市上杉博物館が所蔵している。
 応仁の乱が勃発して今年で550年の節目を迎えることを記念し、住民らでつくる東陣プロジェクト実行委員会が制作した。費用は区民からの寄付や企業の協賛でまかなった。
 縦120センチ、幅45・5センチのパネル6枚で構成し、幅の全長は270センチになる。現在の上京区にあたる地域の街並みや足利将軍家の邸宅などとともに、祭りの様子やそこに暮らす人々が表されている。
 区役所2階のロビーに設置され、21日に開催される550年の記念イベント「応仁の乱-今輝け東陣を訪ねて」でお披露目する。22日から常設展示する。

最終更新:5/20(土) 10:14

京都新聞