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シークヮーサーに新たな効果 琉球大と沖縄企業が頻尿など改善研究

5/20(土) 7:30配信

琉球新報

 琉球大教育学部の照屋俊明准教授と沖縄リサーチセンター(沖縄県うるま市、禹済泰(うぜて)社長)は19日、沖縄特産のシークヮーサーの皮に多く含まれる成分のノビレチンに、頻尿などの排尿障害を改善する効果があることを人体で確認したと発表した。沖縄リサーチセンターは従来の3分の1のコストでノビレチンを高濃度抽出する量産技術を確立しており、2018年に健康食品として製品発売することを目標に機能性表示食品の申請手続きを進める。

 過活動膀胱(ぼうこう)や前立腺肥大といった排尿障害の人にノビレチンの高純度粉末を与えて夜間の排尿回数を調べたところ、飲用前は平均2回だったが、ノビレチンを摂取した後は1回に減った。

 19日に県庁で記者会見した照屋准教授は「量産できる技術の開発と併せて、ノビレチン活用の道が開けた」と語った。

 禹社長は、排尿で悩む人は全国で推定2500万人存在することを指摘し、「睡眠にも悪影響を与えるため、生活の質を改善する観点からも製品化は重要性がある。サプリメントとして、医療機関の受診に至っていない軽度の人を対象とした新市場が開拓できる」と期待した。

 共同研究は県産業振興公社の戦略的製品開発支援事業の補助金を活用した。

 これまでにノビレチンは肝機能改善の効果が研究されており、排尿障害の改善効果についても、20日に宜野湾市内で開かれる日本栄養・食糧学会で研究結果を発表する。

琉球新報社

最終更新:5/20(土) 7:30
琉球新報