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京都・山家城址の竹除去へ 遺構整備「観光の目玉に」

京都新聞 5/20(土) 15:00配信

 京都府綾部市の山家地区自治会連合会は今月から山家城址(じょうし)(同市広瀬町)の竹の除去作業を進める。築城した戦国期以来の遺構周辺を整備し、山家観光の目玉にしたい意向だ。関係者は「北近畿で最も古い大名の居城に光を当てたい」とし、ボランティアを募っている。
 山家城は1582年、山家藩を治めた谷氏が築城した。山城から平城の過渡期に造られた平山城で、明治初期に建物は消失。一帯は1980~90年代に公園として整備された。築城時の遺構として石垣や土塁、空堀が残るが、近年はモウソウチクが生い茂り見学しにくい状態だった。
 地元では2010年に立命館大生らと竹を伐採し周辺を整備した。以降も竹が侵食し、人手不足もあって管理が十分行き届かない状態だった。地元は城址内の山家郷土歴史資料館にある文書整理を進めており、観光資源の整備の一環として7年ぶりに竹の大規模撤去を決めた。
 作業は、竹を伐採して粉砕チップを作り搬出する。地域の団体や住民のほか、地域貢献としてオムロン綾部事業所の従業員が手伝う。山家歴史の会の有道大作会長(79)は「本能寺の変直後の築城で、遺構は緊張した時代を映し出している。貴重な歴史遺産を多くの人に見てほしい」と話す。
 同自治会連合会は28日~6月1日までに竹の運搬などを行うボランティアを募集している。いずれも午後1時45分~同4時。雨天順延。問い合わせは山家公民館TEL0773(46)0345。

最終更新:5/20(土) 15:00

京都新聞