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<DV>別居中女性の転居先住所を夫に誤送付 広島市

毎日新聞 5/20(土) 8:47配信

 ドメスティックバイオレンス(DV)が理由で別居した広島市内の女性の転居先住所が書かれた書類を、広島市が夫に誤って送付していたことが19日、分かった。女性は転居を余儀なくされ、市は精神的苦痛に対する慰謝料20万円と転居費用11万8800円を支払って示談が成立したと発表した。

 市福祉医療担当課によると、女性は夫から暴力を受けて子供と共に別居し、別居先の住所が書かれた住民票を夫が閲覧できないよう市に申し入れた。しかし市は2015年11月、子供が医療費を受給するための更新申請書を送付する際、別居先の住所が記入されているのに、夫の住所に誤送付した。

 夫が女性に電話で連絡したり、玄関先まで訪ねてきたりしたため、女性が16年2月に市に連絡して発覚。市の情報端末では、閲覧制限がかかっていると警告が表示されるが、職員が見落としていたという。市は閲覧制限のかかった住所は端末で表示できないようにするなどの対策をとった。南部克徳・市福祉医療担当課長は「市の基本的な事務処理ミスで、大変申し訳ない。再発防止に努める」と述べた。【竹下理子】

最終更新:5/20(土) 8:59

毎日新聞