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玉露復活へ手編みこも掛け 滋賀の高校生、東近江の茶畑に

京都新聞 5/20(土) 11:23配信

 滋賀県東近江市特産の政所茶の玉露生産を復活させようと、同市の八日市南高の生徒らが19日、約2年間かけて編んだ伝統的な「こも」を同市政所町の茶畑に設置した。
 政所茶は一帯で古くから栽培されている在来種の茶で、近年は過疎高齢化により生産量が減少し、玉露の生産は数年前から途絶えている。
 同校では3年前から放棄された茶畑を借りて政所茶の復興に取り組む。2年前からは玉露の復活に向け、新芽を直射日光から守る「こも」を、わらを編む昔ながらの方法で作り続けてきた。今年3月には、丸太の骨組みを畑に設置してこもを掛ける準備を整えた。
 この日は食品科3年生13人と地元農家らが、延べ約120メートルの長さに編んだこもを、約2メートルの高さに設置。3時間の作業で、約300平方メートルの茶畑の半分を覆った。2週間ほど日光を遮って茶葉の甘みを引き出し、6月初めに茶摘みを行う。
 岡部大輔さん(17)は「想像以上の肉体労働で大変だったが、先輩の代から編んできたこもを掛けられてよかった。飲み比べて違いが分かる、おいしい茶ができれば」と話した。

最終更新:5/20(土) 11:23

京都新聞