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<北朝鮮>サイバー攻撃の関与否定 国連代表部の次席大使

毎日新聞 5/20(土) 9:53配信

 【ニューヨーク國枝すみれ】北朝鮮の関与が疑われる世界規模のサイバー攻撃をめぐり、北朝鮮の国連代表部は19日、国連本部で記者会見し、北朝鮮の犯行説をとる報道を「ばかげている」と否定した。北朝鮮のキム・インリョン次席大使は「何か変なことが起きると、北朝鮮のせいにする」と批判した。

 今月12日以降、感染したコンピューターのデータを暗号化して読めなくし、復旧のための金銭を要求するサイバー攻撃が世界規模で発生。上旬には北朝鮮に対する制裁決議違反を調査する国連安全保障理事会制裁委員会の専門家パネルのコンピューターから機密情報を盗み取ろうとしたとみられるハッカー攻撃もあった。

 一方、米国のヘイリー国連大使は19日、北朝鮮が国連専門機関、世界知的所有権機関(WIPO)にシアン化ナトリウム製造の国際特許を出願して審査が進んでいたことに懸念を示す声明を発表し、国連機関に対し、北朝鮮などの「ならず者国家」の要求に最大限の注意を払い、制裁委員会と緊密に連絡を取ることで再発を防止するよう訴えた。

 シアン化学物質は神経ガス、タブンの原料となり、化学兵器の製造に使われる可能性があるため、安保理の制裁決議によって北朝鮮への輸出が禁止されている。

最終更新:5/20(土) 9:53

毎日新聞