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【SUPER GT 第3戦オートポリス】“逆襲のホンダ”をリードした100号車 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/伊沢拓也組)がポールポジション

Impress Watch 5/20(土) 16:27配信

 2016年4月14日に発生した「平成28年(2016年)熊本地震」の影響で、昨年は開催が中止されることになったSUPER GTのオートポリス戦だが、今年は地震から復旧なっオートポリス(大分県日田市)で「2017 AUTOBACS SUPER GT Round 3 SUPER GT in KYUSHU 300km」として5月20日~21日の2日間にわたり開催されている。

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 晴天に恵まれたオートポリスは路面温度も上がり気味で、各チームともタイヤ選択に悩む予選となった。予選はQ1、Q2の2回に分けて実施され、GT500は上位8台が、GT300は上位14台がQ2へ進むという通常のフォーマットで行なわれた。

 予選でポールポジションを獲ったのは第1戦、第2戦と厳しい結果に終わってしまったホンダ勢の最速ランナーとなる100号車 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/伊沢拓也組、BS)。逆襲のホンダを演出した100号車の2人は、どちらも今回がGT500で初めて(記録としてはQ2を走った山本選手が初ポールとなる)のポール獲得となった。GT300は25号車 VivaC 86 MC(松井孝允/山下健太組、YH)が今シーズン初めて獲得した。

■ホンダの逆襲なるか、100号車 RAYBRIG NSX-GTがポールポジションを獲得

 GT500の予選1回目(Q1)は15分で行なわれたが、当初の5分はどのチームもコースに出てこなかった。これは後半になって路面温度が上がって、路面ができあがってくるタイミングを狙ってきていたものとみられる、残り9分を切って最初に出て行ったのは、16号車 MOTUL MUGEN NSX-GT(武藤英紀/中嶋大祐組、YH)、64号車 Epson Modulo NSX-GT(ベルトラン・バゲット/松浦孝亮組、DL)、24号車 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R(佐々木大樹/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組、YH)などの横浜ゴム、ダンロップタイヤ勢。どうやら、これらのチームはタイヤの暖まりに関して、ミシュランやブリヂストンを履くチームに比べてやや遅いようだ。

 コースとしてはあまり大きくないオートポリスでは15台がフルに出走していると、各車とも前走車との差を取るのが難しく、ポジション取りに四苦八苦していた。そうした中で、2位にコンマ7秒差と大差のトップタイムでQ1を通過したのは、100号車 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/伊沢拓也組、BS)。伊沢拓也選手が操る100号車は、午前中のフリー走行から好調で、フリー走行でもトップタイムをマーク。実は今回からNSXはミッドシップエンジンのレイアウトを採用していることによるハンデ重量が軽減されており、それがコーナリング速度などによい影響を与えていると考えられる。

 実際走りを見ているとコーナーでは安定したコーナリングができており、それが好タイムにつながっているようだ。Q1の2位は36号車 au TOM'S LC500(中嶋一貴/ジェームス・ロシター組、BS)、3位は38号車 ZENT CERUMO LC500(立川祐路/石浦宏明組、BS)。

 なお、日産勢はウエイトハンデのない46号車 S Road CRAFTSPORTS GT-R(本山哲/千代勝正組、MI)が5位でQ2に進んだ以外はQ1落ち。午前中のフリー走行で2位だった17号車 KEIHIN NSX-GT(塚越広大/小暮卓史組、BS)は、残り数分でクラッシュ、15位に終わった。

 Q2でも、100号車の快進撃は続いた。12分で行なわれたQ2では最初の5分はどの車両もピットで待機していたが、走り始めると山本尚貴選手がドライブする100号車は2位以下にコンマ6秒近い差をつけて見事にポールポジションを獲得した。なお、山本選手、伊沢選手ともに、GT500でポールポジションを獲るのは初めて。ホンダ勢としては5位にも16号車 MOTUL MUGEN NSX-GT(武藤 英紀/中嶋 大祐組、YH)が入り、全体的にパフォーマンスが底上げされた感があるのは間違いないところだ。

 予選2位には日産勢として唯一Q2に進んだ46号車 S Road CRAFTSPORTS GT-R、3位には1号車 DENSO KOBELCO SARD LC500(ヘイキ・コバライネン/平手晃平組、BS)、4位は38号車 ZENT CERUMO LC500という結果になった。

17:10 GT500追記

 Q2のチェッカー直前に36号車 au TOM'S LC500(中嶋一貴/ジェームス・ロシター組、BS)がクラッシュ。その結果イエローフラッグが出されたのだが、4位だった38号車 ZENT CERUMO LC500(立川祐路/石浦宏明組、BS)と7位だった6号車 WAKO'S 4CR LC500(大嶋和也/アンドレア・カルダレッリ組、BS)がイエローフラッグ中の原則義務違反に問われて、それぞれベストタイム抹消となった。6号車に関しては順位に変動はなかったが、38号車に関しては8位に降格になり、5位だった16号車 MOTUL MUGEN NSX-GT以下の順位がそれぞれ1つずつ繰り上がることになった。

GT500 予選結果(公式)■GT300は、JAF-GT勢有利と考えられる中で絶対本命の25号車 VivaC 86 MCがポールを獲得

 14台が予選2回目に進めるGT300の予選1回目は、走り始めてすぐに52号車 埼玉トヨペットGreenBraveマークX MC(番場琢/脇阪薫一組、YH)がクラッシュしてグラベルに停まるというアクシデントが発生し、それにより赤旗中断。各車とも1回目のアタックを始めていた段階だったので、チームによってはタイヤのおいしいところを使えないことになってしまった。

 そうした中で予選1回目のトップタイムをマークしたのは25号車 VivaC 86 MC(松井孝允/山下健太組、YH)。今回はJAF-GT勢が有利なレースになると考えられており、そのJAF-GT勢のフロントランナーである25号車は絶対本命と考えられていたが、そのとおりの結果となった。2位には4号車 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也組、YH)、3位は7号車 Studie BMW M6(ヨルグ・ミューラー/荒聖治組、YH)となった。

 予選2回目のQ2も、25号車 VivaC 86 MCは快調そのもので、松井孝允選手のドライブでポールポジションをゲットした。2位は61号車 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝組、DL)、3位は5号車 マッハ車検 MC86 GTNET(坂口 夏月/藤波清斗組、YH)が獲得した。

GT300 予選結果(公式)

Car Watch,笠原一輝,Photo:高橋 学

最終更新:5/20(土) 18:07

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