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<湖川友謙>「イデオン」の名アニメーター 初画集への思い “アオリ”誕生の経緯は…

5/21(日) 10:00配信

まんたんウェブ

 「伝説巨神イデオン」「聖戦士ダンバイン」など数々のアニメを手がけてきたアニメーターの湖川友謙(こがわ・とものり)さんの初の画集「湖川友謙 サンライズ作品画集」(一迅社)が6月30日に発売される。キャラクターを下から見た“アオリ”と言われる独特の構図を得意とする“名手”で、画集には「伝説巨神イデオン」など1980年代のサンライズ作品の約180点のイラストが掲載される。湖川さんに自身の作品への思い、“アオリ”が生まれた経緯などを聞いた。

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 ◇構図の取り方を工夫するだけでいい絵になる

 ――画集が発売されることになった経緯は?

 一迅社の編集長が「画集を出しませんか」と言ってくださったのがきっかけですが、過去に自分が携わったアニメ作品の絵を集めた画集というのは初めてです。私がアニメ業界に入ったのが1971年ですから、46年目にしてようやくという感じでしょうか。実際のところ、話だけはいくつかあったんですが、どれも途中で頓挫してしまって実現しなかったということもありました。

 ――画集として形で改めて自身の作品を見て感じたことを教えてください。

 画集としてまとまることで、いろいろな人の目に触れるということが恥ずかしいという感覚があります。イラストを描くために一生懸命に勉強してきたわけでもないので、素人みたいなものですから、恥ずかしいですよ。ただ、一つだけ言えるのは、レイアウトというものは抽象的だから、構図の取り方を工夫するだけでいい絵になるということは考えています。絵が描けない分、レイアウトで見せようという点は考えてきた部分なので、それは見てほしいポイントです。

 ――特に苦労した作品は?

 映画のポスターっぽくしようと考えて苦労したり、生頼(範義)さんのタッチを再現しようとして失敗したり……。うまくできたという絵はあまりないように思います。気に入っている作品としては溝引き(筆と平行に持った棒などを定規にあてがい、棒をガイドとして直線を引く画法)という手法を使って描いた「伝説巨神イデオン」の2点ですね。

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最終更新:5/21(日) 10:00
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