ここから本文です

常に日本一を狙う大阪桐蔭・西谷監督 どうすればプロに行けますか?

夕刊フジ 5/20(土) 16:56配信

 【古内義明の日本体育会紀行】大阪桐蔭(5)西谷浩一監督

 今春の選抜高校野球大会を制した名門・大阪桐蔭の西谷浩一監督(47)に聞く最終回。

 ◇

 --3月のWBCでは、大阪桐蔭出身者から平田良介(中日)、中田翔(日本ハム)、藤浪晋太郎(阪神)の3人が侍ジャパンに選出された

 「子供たちにも、われわれにとっても励みになります。今年のセンバツでも藤浪や西岡(阪神)が激励に来て、宿舎ホテルの人が驚いていました。プロの選手なので接触はできませんが、子供たちからしたらテレビの中の人なので、うれしいでしょうね」

 --1988年創部で比較的歴史は浅いが、密度が濃い

 「プロに行っても、『帰ってきてほしい』という私の願いを頭に置いてくれています。もっと良い環境があるのに、ここで自主トレをしてくれたり、アイスやドーナツを差し入れてくれます」

 --どうすれば、プロ野球選手という夢をかなえられるのか

 「プロは、頑張ったら行けるという場所ではないと思いますが、頑張らなければ行けない場所でもある。やはり夢を持ち続けることですね。ダメだと思ったら、そこで終わり。良い意味で絶対になるという“勘違い”というか、それを強く思う子でなければダメだと思います」

 --いまや、大阪桐蔭に行けばプロに行けるかもしれないという圧倒的なブランド力がある

 「できる限りのことはしています。それぞれに合った場所があると思っているので、そのために3年間、精神力であったり、学力であったりを付けてあげたいと思っています」

 --大阪桐蔭とは?

 「野球が本当に好きな人の集まりでありたいとずっと思っています。藤浪や森友哉(西武)がいたから日本一を狙ったわけではなく、常に日本一を狙えるムードをつくりたい。それには常に日本一を意識した練習であり、寮生活をさせたいと考えています。この春は、日本一と言い続けて実現できて、成功体験が選手の中に芽生えたと思います。日本一になることが簡単ではないことは自分が一番よく分かっていますが、プレッシャーをかけるという意味ではなく、それを意識してやらせたいし、その風土を作りたいですね」

 --最後に、西谷監督にとって甲子園とは

 「夢の場所です。一番ワクワクするし、甲子園があるから野球を頑張れます。難しいですけれど、春も夏もずっと出続けたいと思っていますし、そのことばかり考えています」

 ■西谷浩一(にしたに・こういち) 1969年9月12日、兵庫県生まれ。報徳学園高、関西大学では捕手。教え子は中田翔(日本ハム)、藤浪晋太郎(阪神)など多数。

最終更新:5/20(土) 16:56

夕刊フジ