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巨人・マギー絶好調の要因は“楽天パワー”

5/20(土) 14:16配信

東スポWeb

 土壇場で借金生活を回避した。巨人は19日のDeNA戦(横浜)で延長10回に5―3で競り勝ち、連敗を2でストップした。その立役者は新助っ人のケーシー・マギー内野手(34)だ。決勝の2点適時打を含む2安打、3打点の大活躍。前日は4安打と打ち出の小づち状態だが、絶好調の要因はどこにあるのか。マギーは意外な理由を本紙に明かした。

 負ければ今季初の借金1となる窮地で、連敗中のチームを救ったのはマギーだった。2―3で迎えた9回は無死三塁の場面でパットンから中堅へ貴重な同点犠飛。さらに3―3のまま延長戦に突入した10回には味方が敬遠を含む3四球で作った二死満塁のチャンスで、今度は須田のカットボールを叩き、三遊間を破る決勝タイムリーだ。

 敵地でヒーローとなったマギーは「自分だけでなく、それぞれの打者がつないで満塁で回ってきただけ。自分ひとりの力ではない。連敗していたけど、元の正しい軌道に戻ることができる」と、どこまでも真摯に喜びを表現。由伸監督もマギーに「2本とも勝負強さを見せてくれた。つないだのもそうだし、決めるべき人が決めてくれた。主力としていい結果を残してくれている」と最敬礼で「先制して逃げ切れればよかったが、ひっくり返したのでね。これをいいキッカケにできれば」と今後の巻き返しを誓った。

 それにしても、マギーの打棒が止まらない。開幕から「5番・三塁」に定着し、打率3割4分、6本塁打、27打点。特に5月は4割4分、2本塁打、11打点(19日現在)と目覚ましい活躍だ。その理由をマギーは「しっかり打つべき球を打っているし、打球がいいところに飛んでいるだけ」と謙虚に話したが、もちろん別の理由もある。

 2013年に在籍し、現在はパの首位を快走する楽天の存在だ。研究熱心なマギーは日々の相手チームだけでなく、リーグを問わず他の試合をチェックすることを日課とし「(巨人戦以外の)5試合全部カバーしているけど、やっぱり楽天の試合を見るのは気持ちが入ってしまうね」という。しかも、ペゲーロやウィーラーといった助っ人たちよりも「一緒にプレーした選手たちが活躍していると自分にも刺激になるんだよ」と本紙に明かしていた。

 則本や美馬、銀次、藤田、辛島…といった日本一の喜びを分かち合った仲間たちへの思い入れはやはり格別なものがあるようだ。くしくも、楽天がパの最下位(8位)に沈んだオープン戦はマギーの打棒もサッパリで、規定打席到達者の中では38人中37位の打率1割4分8厘と低迷。それが開幕後の楽天の快進撃とともにマギーの調子も上昇カーブを描いている。そうした“楽天パワー”が好調を支える一因になっている。

 楽天とは30日から始まる交流戦の1カード目(Koboパーク)で激突する。「もちろん対戦するとなれば、気持ちは別のものになる」。何とも頼もしい限りだ。

最終更新:5/20(土) 14:16
東スポWeb