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<APEC>ハノイで貿易相会合が開幕 広域経済圏に試金石

毎日新聞 5/20(土) 10:19配信

 【ハノイ赤間清広】日中韓や米国など21カ国・地域で構成するアジア太平洋経済協力会議(APEC)の貿易相会合が20日、2日間の日程でベトナム・ハノイで開幕した。

 同会合に合わせ環太平洋パートナーシップ協定(TPP)閣僚会合など広域経済圏の構成に向けた複数の関連会議も予定されており、APEC全域の貿易、投資の自由化を目指すアジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)の実現を占う重要な試金石となる。

 FTAAP実現に向けAPECは、日米など12カ国が参加していたTPPと、東南アジア諸国連合(ASEAN)に日中韓などを加えた計16カ国で構成する東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の二つの経済統合案を土台とすることで一致していた。

 しかし、米国がTPPからの離脱を表明したことで先行していたTPPの枠組みが揺らいでいる。RCEPも貿易の自由化度をめぐり参加国の意見の食い違いが大きい。環太平洋の自由貿易圏づくりが行き詰まる中、参加国の協調姿勢を維持できるかが焦点だ。

 日本からは世耕弘成経済産業相が出席し、21日に共同声明を発表して閉幕する。21日午前にはTPP閣僚会合、21、22の両日にRCEP閣僚会合がハノイで予定されている。

最終更新:5/20(土) 11:07

毎日新聞