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大雄寺、国重文指定へ 文化審答申 本堂や庫裏など9棟 栃木

産経新聞 5/20(土) 7:55配信

 国の文化審議会(馬渕明子会長)は19日、大雄寺(だいおうじ)(大田原市黒羽田町)の本堂など9棟を国の重要文化財に指定するよう松野博一文部科学相に答申した。県内の国指定重要文化財(建造物)は40件となる。

 大雄寺は、応永11(1404)年創建で、600年以上の歴史を持つ曹洞宗の寺院。黒羽藩主大関家の菩提(ぼだい)寺として江戸時代中期~末期に境内が整えられた。茅葺き屋根の本堂や庫裏(くり)は規模が大きく、古式をよく継承している点や諸堂を回廊でつなぐ「七堂伽藍(がらん)」の構成が曹洞宗寺院伽藍の類型を示しており、地方小藩の菩提寺としての様態をよく伝えているという。

 大田原市の観光スポットとしても人気。一方、映画「禅ZEN」やテレビドラマ「一休さん」「猫侍」などのロケ、幽霊の掛け軸と怪談「枕返しの幽霊」が伝わり、地元住民にも親しまれた禅寺だ。答申は、本堂に加え、庫裏、禅堂、鐘楼、経蔵、総門、回廊3棟の計9棟を国重文に指定するよう求めている。近世曹洞宗寺院伽藍の展開を理解する上で、高い価値があるとされた。

最終更新:5/20(土) 7:55

産経新聞