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ぐんま観光推進協5年ぶり、夏にキャンペーン 目標ググっと2063万人   

産経新聞 5/20(土) 7:55配信

 ■「山」「水」で誘致、「お前は」とコラボ

 お前はまだ“夏の”グンマを知らない-。県内への観光誘客を図るググっとぐんま観光宣伝推進協議会(会長・大沢正明群馬県知事)は19日、キャンペーン期間を5年ぶりに秋(10~12月)から夏(7~9月)に戻し、「山」と「水」をキーワードに落ちた客足を呼び戻す各種イベントなどを発表した。目を引くのはJR東日本高崎支社が首都圏各駅に張り出すポスター。ドラマ化もされた人気コミックをあしらった呼びかけは首都圏の人々の心に刺さるか。 

 キャンペーンは23年度から夏実施で始まり、25年度から秋だったが、昨年度、訪問客数が落ちた。期間中1606万人は目標の1738万人に130万人以上及ばず、特に富岡製糸場など世界遺産群への入りが前年比35%減だったほか、プレミアム宿泊券の反動減や天候不良なども響き、秋では初の前年割れとなった。

 夏に戻すことに県は「バランスも考え、夏休みの家族連れをターゲットに」としているが、新規まき直しとの思いは、協議会の事務局を県から、ノウハウのある公益財団法人「県観光物産国際協会」に移管したことでも明らかだ。

 期間中の訪問客目標値は同5%増の2063万人。「山」と「水」を前面に夏の素材を生かした観光誘客に力を入れる。

 「山」では、谷川岳や朝日岳(みなかみ町)から鳥居峠(嬬恋村)までの稜線(りょうせん)100キロを走破する稜線トレイル(一部9キロが未完成、来年夏に整備終了)、工事中の八ツ場ダム(長野原町)ツアー。「水」では国の天然記念物のチャツボミゴケ公園(中之条町)などをそろえた。

 JR東日本高崎支社もPRに力を入れ、井田ヒロトさんの話題のコミック「お前はまだグンマを知らない」とコラボしたポスターを作成。「グンマに来いや!」「行くぜグンマへ!」と呼びかける。JR東日本が首都圏などで特定地域を重点PRする施策(7~9月)に群馬を指定し、首都圏の駅でポスターを展開するほか、コミックのラッピング列車を上越、吾妻、両毛の各線で走らせるなど夏の群馬を売り込む。

 昨年夏の客数1964万5300人(速報値)からどこまで伸ばせるか。「ネットワークの強みを生かし多くのお客さまを群馬に」(JR東日本の百瀬孝・高崎支社長)と力を込めた。(久保まりな)

最終更新:5/20(土) 7:55

産経新聞