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「BLAME!」櫻井孝宏が「人間の息吹や体温がちゃんと伝わる」と作品アピール

5/20(土) 18:55配信

映画ナタリー

弐瓶勉のマンガをアニメーション化した「BLAME!」の初日舞台挨拶が、本日5月20日に東京・新宿ピカデリーにて行われ、櫻井孝宏、早見沙織、洲崎綾、監督の瀬下寛之、副監督の吉平“Tady”直弘が登壇した。

【写真】櫻井孝宏(他25枚)

本作は映像に先行して音声を収録するプレスコ方式で制作されたため、吉平曰く「キャラクターデザインしか(役者に)お渡ししていない」という状態での収録となった。“ネット端末遺伝子”を求める探索者・霧亥役の櫻井は「行動を伴うシーンは両監督とその場でディスカッションしました。例えば『走っている』ときは、どのくらいのペースでどういう気持ちでとか、『止まって振り返る』だったら何歩で振り返るのかなど。セリフ以外の周囲の状況が書いてあるト書きも頼りでした」と回想する。

圧倒的な戦闘力を持つ上位クラスのセーフガード・サナカンを演じた早見は「プレスコは会話のテンポや雰囲気が大事で、その場でしか生まれないものが出てくるんですけど、サナカンはみんなとテンポよく掛け合うキャラクターではないんです。逆に、サナカンの空間を確立することに意識を向けていました」と明かす。

タエ役の洲崎は「SFを観たことがない方でも入りやすいシンプルなストーリーで、映像と音響がすごい迫力」と作品の魅力を語る。そして「音楽がすごくカッコよくって、霧亥がしゃべらない分、劇伴がしゃべってくれている」と話すと、瀬下は「(音楽の)菅野祐悟さんががんばってくれた。キャラクターは基本的にみんなスタンドプレーだから、音楽が感情を繋いでくれてるんです」と述べた。

最後に櫻井は「ハードSFは難しい感じがする方もいると思いますが、メタリックでクールな世界で生きている人間たちのドラマがあって、その息吹や体温がちゃんと伝わってきます」「映画の、CGアニメーションの面白さがぎゅうぎゅうに詰まった作品です。素晴らしい映像体験を楽しみにしていてください」とアピールし、イベントの幕を引いた。

「BLAME!」は無限に増殖を続ける巨大な階層都市を舞台に、探索者・霧亥の孤独で危険な旅路を描くハードSF。本作はフランス・アヌシーで開催される世界最高峰のアニメーション映画祭であるアヌシー国際アニメーション映画祭2017、また9月よりデンマークで行われるヴィボー・アニメーションフェスティバル2017にて上映が決定している。



(c)弐瓶勉・講談社/東亜重工動画制作局

最終更新:5/20(土) 18:55
映画ナタリー