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進むか米携帯再編=規制緩和が追い風に―ソフトバンク

時事通信 5/20(土) 15:08配信

 【ニューヨーク時事】トランプ政権の規制緩和路線を追い風に、米携帯電話業界の再編が現実味を帯びてきた。

米携帯、規模拡大で成長源に=世界投資へ基盤-ソフトバンク

 ソフトバンクグループの孫正義社長は、子会社で業界4位のスプリントと3位のTモバイルUSの経営統合に改めて意欲を表明。Tモバイルも「(統合には)大きな利点がある」(カーター最高財務責任者)と、乗り気な姿勢を示す。ただ、急成長を遂げたTモバイルの時価総額は以前より膨らみ、ソフトバンク陣営にとって買収のハードルは上がっている。

 「Tモバイルが本命だ」。孫社長は10日のソフトバンクの決算説明会でラブコールを送った。

 スプリントとTモバイルの統合計画は2014年、「市場の寡占化」を懸念した連邦通信委員会(FCC)の反対で破談に追い込まれた。しかし、トランプ政権発足に伴い、風向きは一変。FCCの新委員長には、規制を強化したオバマ前政権の通信行政を否定し、自由競争による業界再編に理解を示すアジット・パイ氏が就任した。

 環境が整ったとはいえ、統合には課題も多い。3年前より業績を著しく伸ばしたTモバイルの時価総額は6兆円超に増大。また、Tモバイルに関心を示す他企業との買収合戦に発展する可能性もあり、先行きは予断を許さない。 

最終更新:5/20(土) 16:03

時事通信