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2国間の貿易強化で一致=不公正慣行に懸念共有―米通商代表と初会談―世耕経産相

時事通信 5/20(土) 15:08配信

 【ハノイ時事】ベトナムを訪問中の世耕弘成経済産業相は20日、ハノイでライトハイザー米通商代表部(USTR)代表と約30分間会談した。

 終了後、世耕氏は「2国間の貿易・経済関係の強化について関心を共有した」と説明。中国を念頭に、不公正な貿易慣行に対する懸念も確認した。

 同日夜、記者会見した世耕氏は会談について、「自由貿易協定(FTA)、農業、自動車といった個別の話は出なかった」と述べた。

 米国第一主義を掲げるトランプ政権の発足後、日本の経済閣僚が米通商代表と顔を合わせるのは初めて。会談は、両氏が出席しているアジア太平洋経済協力会議(APEC)貿易相会合に合わせて行われた。

 世耕氏の説明やUSTRの声明によると、両氏は会談で、貿易赤字の是正を目指すトランプ政権が重視する「互恵的貿易」の促進で一致。高関税や国内規制といった貿易障壁の解消などに取り組む方針を確認した。USTRはこれまで日本の自動車市場に非関税障壁があると批判してきた。

 また両氏は、「第三国による不公正な貿易慣行への懸念を共有し、解決に向けて協力を強化していくことで合意した」(USTR声明)。明示はされていないが、世界的な鉄鋼価格の下落を招いた中国の過剰生産や輸出補助金などを念頭に置いているとみられる。 

最終更新:5/20(土) 21:38

時事通信