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穏健派ロウハニ師が圧勝=強硬派破り再選―イラン大統領選

時事通信 5/20(土) 15:08配信

 【テヘラン時事】イランで19日行われた大統領選で、内務省は20日、現職の保守穏健派ロウハニ大統領(68)が得票率約57%で勝利したと発表した。

【図解】イラン大統領選の構図

 反米姿勢を貫く最高指導者ハメネイ師(77)に近い保守強硬派のライシ前検事総長(56)は約38%だった。2015年の核合意をまとめ、国際社会との対話を重視するロウハニ師が決選投票を待たず、圧勝で再選を果たした。

 大統領選は両師の事実上の一騎打ち。選挙戦終盤で強硬派候補が一本化されたため接戦が予想されていたが、大差がついた。ライシ師が勝利すれば、イランと米国や周辺の中東諸国との対立が激化すると懸念されていたが、ロウハニ師の勝利で、国際協調路線が当面継続することになる。ロウハニ師は勝利決定後の演説で、「イランは他の国と交流していく道を選んだ。国際社会との平和を求めたい」と語った。

 選挙は経済問題が最大の争点となった。ロウハニ師は、核合意に伴う経済制裁の一部緩和を1期目の実績として強調。制裁解除で原油が増産され、経済の立て直しが進んでいるとして、今後は特に若年層に不満が強い失業問題の解決などに力を尽くすと公約した。 

最終更新:5/20(土) 23:19

時事通信