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ハート形うちわで厄よけ 唐招提寺で梵網会 奈良

産経新聞 5/20(土) 7:55配信

 「うちわまき」の名で親しまれている法要「梵網会(ぼんもうえ)」が19日、奈良市の唐招提寺で営まれ、僧侶らが厄よけなどの御利益があるとされるハート形のうちわ「宝扇(ほうせん)」約400本を参拝者にまいた。

 鎌倉時代の同寺中興の祖・覚盛(かくじょう)上人の命日に、遺徳をしのぶ法要。蚊をたたいて殺そうとした弟子を戒め、不殺生を貫いた上人をしのび、法華寺の尼僧が命日に蚊を追い払ううちわを供えたのが始まりとされる。

 鐘の音を合図に、僧侶が鼓楼(ころう)(国宝)2階から宝扇をまくと、参拝者が競い合うように手を伸ばしてうちわをつかんでいた。大和郡山市の主婦、本車田(もとくるまだ)千津子さん(56)は「この1年を健康で元気に過ごせそうです」と笑顔で話していた。

最終更新:5/20(土) 7:55

産経新聞