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前FBI長官、議会証言へ=「捜査妨害」が焦点―米

時事通信 5/20(土) 16:39配信

 【ワシントン時事】トランプ米大統領に解任されたコミー前連邦捜査局(FBI)長官が、30日以降に上院情報特別委員会の公聴会に出席することが固まった。

 解任後に公の場で語る初めての場となる見通し。大統領はロシア疑惑をめぐるFBIの捜査を妨害しようとした疑いが持たれており、証言内容に大きな注目が集まりそうだ。

 大統領は9日、コミー氏を突然解任。表向きは大統領選の際にクリントン元国務長官に関する捜査情報を不当に公表したことが主な理由だと説明しているが、ニューヨーク・タイムズ紙は19日、大統領が解任翌日に「頭のおかしい変人」を解任して「重圧」が和らいだと語っていたと報じた。

 ロシア政府が大統領周辺と共謀して、大統領選でトランプ氏に有利な流れをつくろうとしたというロシア疑惑の捜査妨害が狙いだったのではないかとうかがわせる内容だ。

 解任以降、コミー氏はFBI職員への書簡に「解任決定(を論ずるの)に時間を費やすつもりはない」と記しただけで、公の席で発言していない。しかし、大統領がFBIに影響を及ぼそうと在任中のコミー氏に働き掛けていた経緯は、知人らの証言に基づく報道で次々に明るみに出ている。

 中でも重大だとみられているのが、タイムズ紙が報じたコミー氏のメモ。メモによると、大統領は2月にコミー氏と会談した際、ロシア疑惑に絡む捜査対象となっていたフリン前大統領補佐官(国家安全保障担当)について「彼はいいやつだ。ほっておいてくれることを望む」と捜査中止を求めたとされる。事実なら、司法妨害に当たる可能性がある。 

最終更新:5/20(土) 17:07

時事通信