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ドローン 中国、尖閣撮影目的か 公船1隻のみ異例の離脱

産経新聞 5/20(土) 7:55配信

 尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺で18日に中国海警局の船の上空を小型無人機ドローンが飛行し、領空侵犯した問題で、海警局の船4隻のうち1隻が周辺海域を離脱していたことが19日、分かった。日本政府は、ドローン飛行は船団が領海に侵入した映像を撮影するのが目的で、1隻は映像編集のために異例の早期離脱をした可能性があると分析。中国メディアを同乗させ、メディア所有のドローンを飛行させたとの見方もある。

 海上保安庁は18日午前10時52分から56分にかけ、尖閣諸島の魚釣島の西北西約14キロの領海内で、海警局の船の船首付近でドローンが飛行しているのを確認した後、見失った。航空自衛隊はF15戦闘機やE2C早期警戒機など4機を緊急発進(スクランブル)させた。

 海警局の船4隻は同日午前8時半ごろ、尖閣周辺海域に展開。10時10分ごろから領海に侵入し、約1時間50分後に領海外側の接続水域に出た。その間、ドローンに領空侵犯をさせた。

 政府高官によると、4隻は尖閣諸島の周りの接続水域を1周した後、同日午後8時ごろに1隻だけ離脱した。離脱した船にドローンは搭載され中国に戻ったとみられる。船団は1、2週間は尖閣周辺にとどまるのが通例で、1隻だけが1日で離脱するのは異例という。

 中国外務省の華春瑩(か・しゅんえい)報道官は19日の定例記者会見で、「メディアがドローンを使って空撮していた。海警局が飛ばしたのではない」と説明した。

最終更新:5/20(土) 8:23

産経新聞