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崔順実事件捜査の特検検事 ソウル中央地検トップに抜擢

産経新聞 5/20(土) 7:55配信

 ■韓国・文大統領「公約」実行

 【ソウル=桜井紀雄】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は19日、ソウル中央地検の検事正に尹錫悦(ユン・ソギョル)・大田(テジョン)高検検事(56)を任命した。尹氏は、政府から独立した特別検察官のチーム長として朴槿恵(パク・クネ)前大統領の友人、崔順実(チェ・スンシル)被告の国政介入事件を捜査。地検トップへの“ヒラ検事”の異例の抜擢(ばってき)で、国政介入事件の徹底解明とともに、検察改革に取り組む姿勢を強調した形だ。

 今回の人事は、李永烈(イ・ヨンリョル)前検事正と法務省の安兌根(アン・テグン)検察局長が4月下旬、国政介入事件の捜査幹部らに食事会で「金一封」を渡した疑いが浮上したのがきっかけとなった。文氏は17日、疑惑に対する監察を指示。李、安両氏は辞意を示していた。

 文氏は19日、2人を更迭。前政権で冷遇されてきた尹氏を検事正に充てた。大統領府は、尹氏は「国政介入事件の追加捜査と公判維持を円滑に行う適任者だ」と強調。既に公判が進む事件の再捜査を示唆した。

 文氏は検察改革を公約にしており、今回の人事は刷新に向けた“のろし”とも受けとめられている。

最終更新:5/20(土) 7:55

産経新聞