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大相撲夏場所 白鵬圧勝、隙なし 38度目Vへ「今度は自分の番」

産経新聞 5/20(土) 7:55配信

 14秒9の攻防。激しい相撲に館内は沸き立ったが、白鵬には全く隙なし。完勝といえる内容だった。

 終始攻めていたのは横綱。立ち合いの左張り手、右かちあげで押し込み、相手をよく見て突き押し。腰も低く、足元は土俵に吸い付くよう。左のど輪からはたいて遠藤を泳がせ、右の一押しで勝負を決めた。

 前回対戦の昨年九州場所で一方的に敗れた屈辱を晴らす圧勝だ。「まわしを取るのにこしたことはないが、立ち合いがよかった分、勢いづいて最後までいった感じ」と突き押しに終始した取り口を涼しい顔で振り返った。

 ちょうど1年前の夏場所以来遠ざかっている優勝へ、意欲はかつてないほどに高まっている。まだ大関だった11年前の夏場所で初優勝して以来、これほど賜杯から遠ざかった経験はないからだ。

 好敵手である稀勢の里の横綱昇進と、自身が途中休場した春場所制覇も刺激になっている。「休んでいる間に託せるものもあるが、今度は自分の番という気持ちにならないといけない」と己に言い聞かせるように語る。

 力強い内容で6連勝。早くも勝ちっ放しは白鵬と日馬富士のみとなった。両横綱が賜杯レースを牽引(けんいん)する展開に「当然でしょう」と満足げ。38度目の優勝へ、先頭を走り続ける。(藤原翔)

最終更新:5/20(土) 7:55

産経新聞