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中央アルプスに島田娘と種まき爺さん現る

長野日報 5/20(土) 8:00配信

 中央アルプスを代表する雪形「島田娘」が今年も、千畳敷カール南側に姿を現した。朝から青空の広がった19日には、雪解けに伴いふくよかさを増した横顔が山肌にくっきりと浮かび上がり、その存在感を際立たせていた。

 「島田娘」は雪解けにより現れる黒い山肌が、島田に髪を結った女性の姿に見えることから名付けられた。農事暦として親しまれた雪形の代表格で、かつては左隣に見える「種まき爺さん」(稗まき小僧)とともに、苗代作りの目安にされていたという。

 例年、大型連休ごろから姿を現し始めるが、今年は積雪が多いせいか、今月半ばになって輪郭が整ってきた。雪形に詳しい民俗研究家の塩澤一郎さん(84)=駒ケ根市上穂町=は「中アの雪形は輪郭がはっきりしていてきれい。今年は寒くて雪解けが遅れたが、島田娘もふっくらしてきて見応えがある」と話している。

最終更新:5/20(土) 8:00

長野日報