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遺族が大変なだけの葬式やめませんか 「自宅葬」復活の背景を葬儀のプロに聞いた

5/20(土) 11:55配信

BuzzFeed Japan

一風変わった葬儀会社がある。遺族が大変なだけの葬式はやめて、もっと自由な。たとえば仕出しはカップラーメンでもいいから、ゆっくり故人を偲ぶお葬式。
そんな新しい葬儀の形はないかと模索しているのが「鎌倉自宅葬儀社」だ。残された遺族があまり気を遣うことなく、とことん泣けるように。
場所は「自宅」がいいそうだ。鎌倉自宅葬儀社代表の馬場翔一郎さんに葬儀の新潮流を聞いた。【BuzzFeed Japan / 森駿介】

きっかけは、おじいさんの死

馬場さんは13年間、フリーランスで葬儀ビジネスを経験してきた異色の人。長く葬儀に携わってきた馬場さんの価値観を揺さぶったのは、祖父の死だった。

「業界に入って10年くらい経って、初めて親族の死に携わったんです。それまでは第三者が亡くなることは理解できるんですけど、親戚が亡くなったことがないので、遺族の気持ちがわからなかったんです」

初めての喪主側での葬儀は式場で慌ただしく進められ、戸惑いもあったという。

「葬儀を取り仕切ってわかったのは、遺族もしっかりお別れをしたいんだけど、寺やお客さんなどいろいろな方面に気を使うし、それどころじゃないんですね。僕も悲しんでいる暇はなく、これが喪主の気持ちなんだとやっと理解できたんです。これは結構きついなと」

遺族が泣ける「自宅葬」というかたち

結局、「ちゃんと泣けずじまい」のまま式が終わってしまったという。葬儀が終わって落ち着いて1週間ほど経ったころ、祖母たちと話をしている時に初めて、突然、涙がでてきた。

「泣けるって、死を理解するというか、気持ちの整理がつくことなんです。気持ちいいじゃないですか。式の最中に涙を流せる葬儀をつくることができたら、それはすごい葬儀社だと思ったんです」

泣くことによって心を癒やすことを「グリーフ・ケア」と呼ぶ。興味をもった馬場さんは、感動的な詩や映像作品などで意識的に涙を流しストレス解消を図る「涙活」(るいかつ)に参加するようになる。

「最初は絶対に泣くものかと思った。でもある動画を見せられたんです。歌手・Kさんの歌で、MVにでてくるおじいさんが祖父そっくりでした。一気に泣いてしまった。つい自分に重ねてしまって…」

遺族がちゃんと泣ける葬儀。それはある種テンプレート化された式場の葬儀では実現できないのではないか。そう考えた馬場さんは「自宅葬」をオーダーメイドで提供するビジネスを思いつく

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最終更新:5/20(土) 13:09
BuzzFeed Japan

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