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<国保税徴収ミス>130件380万円還付・追徴へ 安房3市1町

5/20(土) 11:46配信

千葉日報オンライン

 千葉県の安房3市1町は19日、国民健康保険税(料)の軽減を判定する所得の算出を誤り、国保税の徴収ミスがあったと発表した。過大・過小徴収合わせて2012~16年度で約130件、約380万円に上るとみられる。対象世帯へは謝罪した上で還付・追加徴収を進める。千葉県によると、同4市町以外からも誤りが見つかったとの情報が入っているという。

 厚生労働省が昨年12月、後期高齢者医療制度で保険料の軽減判定ミスが全国的に発生していると公表。国保税の軽減判定も同じ計算方法だったため、県を通じて各自治体に調査の通知を出していた。

 家族に「専従者給与」を払っている青色申告者に誤りがあった。国保税賦課所得は所得税・住民税と同じように専従者給与を経費とするが、軽減判定所得に関しては経費としない。軽減判定所得を計算する際に専従者給与を経費に入れてしまっていた。

 館山市は過大徴収が12~16年度で18件52万9600円、過小徴収が14~16年度で22件65万4200円で、南房総市は過大が12~16年度で29件115万800円、過小が14~16年度で28件42万8700円、鋸南町はともに16年度に過大が1件1万9400円、過小が2件4万9000円だった。鴨川市は詳細を調査中だが、過大が12~16年度で15件約40万円、過小が14~16年度で15件約60万円に上るとみられている。

 県保険指導課によると、他市町村での同様のミスについて情報があるが、国保は市町村単位の運営で、判定などに使う電算処理システムも個別採用しているため調査も市町村ごととなり、詳細は把握できていないという。同省は誤りが見つかれば、各市町村が公表するように求めているという。

 同課は「できるだけ早めの公表が望ましいが、過去にさかのぼっての調査に時間がかかっているところも多いようだ」とした。