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アメリカはどう見た?ボストンマラソン爆弾テロ事件“実話”の映画化『パトリオット・デイ』

5/20(土) 21:10配信

dmenu映画

2013年4月のボストンマラソン爆弾テロ事件を題材とした『パトリオット・デイ』の日本公開が迫っている。ピーター・バーグ監督と主演のマーク・ウォールバーグが、『ローン・サバイバー』『バーニング・オーシャン』に続き3度目のタッグで実話の映画化に取り組んだ。

作品タイトルにもなっている祝日「愛国者の日」に開催され、50万人の観衆で賑わうマラソン大会で起きた同事件は、警察、FBI、市民の協力により驚異的な早さで犯人逮捕に至った。悪夢のような出来事を経験した街全体が「ボストン・ストロング」の合言葉のもと、力強く一つにまとまっていった様子は多くのメディアが伝えた通り。『パトリオット・デイ』は、爆弾テロとその後の経緯を詳細に描き、当時報道されなかった衝撃的な事実も明かす。

全米ではすでに今年1月に公開された。9・11同時多発テロ以降の厳戒態勢下で起き、世界中に大きなショックを与えた事件を扱った同作は、本国でどう受け止められたのだろうか。

反テロリズム映画、アクション映画としての好評

映画評まとめサイト「ロッテン・トマト」によれば、映画評論家(少数ながら米国外の批評家も含む)の80%、一般観客の87%がポジティヴに評価している。かなり高い数字であり、特に米メディアの多くが好意的な映画評を載せていることが大きい。

「これは一つの街の物語だが、米国人の本質をたたえ、苦難に直面した時、我々は皆『ボストン・ストロング』同様に強くなれることを示した作品でもある」――デトロイト・ニュース紙

「米国での最悪のテロと、コミュニティの断固たる対応を描いた『ボストン・ストロング』映画だ」――シカゴ・サンタイムズ紙の人気映画評論家リチャード・ローパー

「テロリズムを否定すべく立ち上がる多文化社会のヴィジョンを示している」――AP通信

肯定的な意見には上記のように、テロに屈せず毅然と立ち向かう人々の物語をたたえる論調が多い。また、「ハラハラさせる緊張感と、アクション大作の理屈抜きのスリルを提供してくれる」(ニューズデイ紙)のように、サスペンスフルなアクション映画としての質の高さを評価する声も目立つ。

ロサンゼルス・タイムズ紙は「映画人も一般人も、大惨事によって最高の力が引き出される。『パトリオット・デイ』はその両サイドにおける好例だ」と、そのどちらにも賛辞を贈っている。

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最終更新:5/20(土) 21:10
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