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「日本三大車窓クルーズトレイン」を体験 「姨捨2回」その実力とは? しなの鉄道「ろくもん」

乗りものニュース 5/20(土) 11:10配信

「姨捨」をめぐるクルーズトレインの旅を手軽に

 しなの鉄道(長野県上田市)が2014年から運行している観光列車「ろくもん」。火、水、金、土休日に軽井沢~長野間を走るのがおもな運行形態ですが、2016年より、この列車で北信地域を回遊する「クルーズトレイン」が、月1回から2回ほど運行されています。

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 2016年の「クルーズトレイン」は、行程に宿泊が組み込まれたものでしたが、2017年4月からコースを一新。選べる5プランが設定され、すべて日帰りになりました。

 2017年5月、そのプランのひとつである「日本三大車窓」を楽しむコースの試乗会に参加。しなの鉄道の観光列車「ろくもん」のクルーズトレイン、いったいどんな旅を体験させてくれるのか、リポートします。

近年、飛躍的に知名度が高まった「姨捨」

「ろくもん」のクルーズトレインが訪れる「日本三大車窓」は、JR篠ノ井線の姨捨駅(長野県千曲市)付近。眼下に善光寺平(長野盆地)の大パノラマを楽しめることから、古くより「三大」のひとつに数えられています。

 この「ろくもん」クルーズトレイン姨捨ルートは、上田駅(長野県上田市)からしなの鉄道線を走ってJR篠ノ井線へ入ったのち、姨捨駅を経て聖高原駅(長野県麻績村)へ、そこで折り返し再び姨捨駅へ立ち寄ったのち、長野駅を経て豊野駅(長野市)まで走るという、4時間弱の行程。姨捨駅に18時台と19時台の2回停車することで、「日本三大車窓」の夕景と夜景の両方を楽しめるのが大きな特徴です。

「姨捨駅周辺から眺める善光寺平の夜景は、『日本三大車窓』のひとつとして国鉄時代から知られていますが、姨捨駅がJR東日本のクルーズトレイン『TRAIN SUITE 四季島(トランスイートしきしま)』の立ち寄り駅となったことで、飛躍的に知名度と価値が高まりました。その、姨捨をめぐるクルーズトレインの旅を手軽に、かつ日帰りで楽しめます」と、しなの鉄道の玉木 淳社長は話します。

車内で和膳に舌鼓、そして「日本三大車窓」姨捨駅へ到着

 17時過ぎ、上田駅に列車が到着すると、アテンダントがほら貝を「ぷおぉー」と吹き鳴らし、その合図で列車のドアが開かれます。これは、しなの鉄道沿線ゆかりの戦国武将、真田信繁(幸村)の軍がいくさでほら貝を合図に使っていたことに由来するそうです。

 記者の座席は、3号車「レストランカー」のコンパートメント。向かいあったソファーのあいだに設置された大きな木のテーブルには、二段の重箱が用意されていました。「小布施 鈴花」(長野県小布施町)による、長野県産の食材が多く使用された特製の和膳で、ドリンクとともに楽しむことができます。

 その後は、暖かい汁ものやご飯もの、食後には抹茶と茶菓子、そして水菓子などが、ツアーの進行に応じて提供されていきます。メニューはその時々で旬の素材を生かすよう、毎回少しずつ変えているそうです。

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最終更新:5/20(土) 11:10

乗りものニュース